防風のための敷地の縁は防風林によいという木を植えているが、庭の体裁を整えるための植木の主体はツツジである。そのツツジは花を付けたあと伸びた枝を刈りこむのだが、自分の気分と体調で大体夏の暑い時期になることが多い。昨年は夏の終わりころになってしまった。
夏に刈り込んでもそのあと枝は伸びるので気になったときに刈り込む年もある。気力が整わないときはそのときどき長く伸びた枝を剪定鋏で一本一本切ったりしているのだが、そのうち面倒くさくなったりしてやらなくなることが多い。そして枝が長く伸びてしまう。昨年もそんな感じだったのだが夏のその刈り込みはまだ体力があった以前に比べかなりの負担だった。
昨年は雨続きでかなり遅くなって刈り込みをしたのだが、今年になってそのあと少しずつ枝が伸びてきて長いのも目立ってきた。剪定鋏でいちいち一本一本切る気力もない。何か楽な良い方法がないかと思って、刈り込み鋏に刈った枝を落とし込む袋が付いたものがないかネットで見ていたら、茶摘み鋏というのがあった。早速購入し刈り込むことにした。
茶摘み鋏は、刃の片方に袋を取り付けるようになっている。袋は筒状になっていて袋を付ける方の刃側には袋入り口を取り付ける太い針金状の枠が付いている。袋の底側は筒状なので開いていている。刈るときは手で握り手と一緒に袋の底側を握り袋内に溜まった枝葉は底側を離せば下に落とすことが出来る。もう一方の刃側には刈った葉を袋側に押し込むための板が刃に直角に付いている。
今回刈り込んで袋に落ち入らなくなるほど伸びる前にと、その茶摘み鋏で刈り込んだのだが、刈り込み鋏と違って刃が薄いので新芽部分は問題ないが少し硬くなっている枝部分にまで深く刃を入れると齧ってしまい切れない。軟らかい枝葉でないと刈り込めないので夏に刈り込んだ表面をなぞるように刈り込んだ。花の時期になったら刈らないから伸びる。花が終わってからの夏に深く刈り込む。そのときは剪定バリカンでまたすることにして、花のない時期には見苦しくなったときにちょこちょこ軽く刈り込むのに使うのがよいようである。一応剪定鋏の代わりにと探したので所期の目的は果たせるようである。
そういうことにしようと思いながら初回の茶摘み鋏での刈り込みをやって、午前中の2時間弱で庭のツツジすべてを刈り込めたのは良かったのだが、しゃがんだり中腰で作業するところもあったりしてその日は一日中ずっと腰が痛くて腰を曲げて歩く始末だった。いつまで自分でやれるかと気になるところではある。
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