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  偏見ご免のたわごと編:  No.055
コロナワクチン_接種するかしないか 2021.01.26
  わが家は夫婦二人とも高齢者でワクチンを接種するかしないかの議論には大いに関心がある。そしてこの1月ネットでワクチンの効果をどう考えるか解説している記事を見た。そこには解説者が言うところの無効率という考え方を導入し、いわゆる有効率と無効率そしてそれらから導く接種必要数からワクチンの効果を見たらどうかというはなしが出ていた。

まず、それぞれの指標の定義がどういうものかということだが、
有効率: 「ワクチンを受けた時」に「発症した人」が減る割合
      (「発症するというデメリット」を減らす率)
  有効率(%)={1−(接種者の発症率)÷(非接種者の発症率)}×100
無効率: 「ワクチンを受けなかった時」に「発症しない人」が減る割合
      (「発症しないというメリット」を減らす率)
  無効率(%)={1−(非接種者の発症しない率)÷(接種者の発症しない率)}×100
接種必要数: 1人の発症を防ぐのに必要な接種人数
  接種必要数=[1÷{(非接種者の発症率)−(接種者の発症率)}]


それをワクチンの治験結果に適用すると、
・ファイザー社のワクチンでは、
「受けた人」=19,992(人)  そのうち、 発症した人=8(人)
「受けなかった人」=19,838人  そのうち、 発症した人=162(人)
有効率=95.1(%)  無効率=0.77(%)  接種必要数=129(人)

・モデルナ社のワクチンでは、
「受けた人」=14,995(人)  そのうち、 発症した人=5(人)
「受けなかった人」=14,910人  そのうち、 発症した人=90(人)
有効率=95.1(%)  無効率=0.77(%)  接種必要数=175(人)

解説記事には、「無効率」からの視点では、ワクチンを「受けなかった場合」でも、ほとんど「発症しないというメリット」は減らないということだとある。そして、ワクチンの効果を示す時には、有効率、無効率、接種必要数、その他の情報を開示して、受ける場合だけではなく、受けない場合のメリット・デメリットも出すことが必要だと述べている。接種せよと言うのに都合の良い情報だけでの論議は問題だと指摘しているようである。

この記事を見ると、私はやみくもに接種しなくてもよいように思えたのだが、無効率がいくつ以上になったら、あるいは接種必要数が何人以下だったら、接種すべしという判断基準は示していない。感覚的に数値を見るのでないならその辺まで書いてあるとよかったのだが、解説者にもはっきりしないから出さなかったのかも知れない。そういうはっきりしないものだということなら政府なり専門家が接種を推進するに当たっての判断基準はどうだったのかも気になって来る。やはりいろいろな情報を知りなるべく納得したいものである。

ところで、こういうやり方が適当かどうか分からないが、ワクチンをどのくらいの国民に接種すればよいのか気になって計算してみた。
・ファイザー社のワクチンでは、
「受けなかった人」=19,838人  そのうち、 発症した人=162(人)
そこで、 発症率=(162÷19,838) とすると
      人口1億人で 発症人数=(100,000,000) X (162÷19,838)=816,610(人)
      総接種人数=(接種必要数 129) X 816,610=105,342,690(人)

・モデルナ社のワクチンでは同様にして、、
      総接種人数=(接種必要数 175) X 603,620=105,633,500(人)
これで行くと、発症者をなくすには国民全員接種しないといけなくなることになる。


補足1: 新型コロナに関する各種見解情報_対策効果の当否を分かりにくくしている
2021.02.07
テレビ番組やネット記事で専門家などが新型コロナウィルスについていろいろ異なった見解を述べたり、政府・行政の対応や要請についても批判的意見を述べているのが気になっている。平常時はそれぞれ勝手に思っていることを述べても影響は少ないが、緊急事態時はメディアも含め国民に政府・行政の説明や対応や要請に添った行動を促すようにした方がよいように思える。国民が自分の感覚に合ういろいろな異なる見解に促されてばらばらに行動すると対応や要請の効果が分かりにくくなるように思える。効果が分かったらその当否を論じ変更を求めることもすぐ可能になると思われるが、効果が分かりにくければ対応や要請の見直しもしにくいと思われる。
(追: 小池都知事への不信感  2021.03.08
緊急事態宣言を一都三県ワンボイスでと言っていた小池都知事が、先走って自分が主導して要請したかたちにして政府あるいは菅首相の対応遅れを目立たせ自分をアッピールしようと目論んで黒岩神奈川県知事と森田千葉県知事に、ハノイ会談開催を狙って文韓国大統領がトランプ大統領と金正恩委員長の双方に相手が色よい決断をすると言って騙したと似たようなことをしでかしたらしい。それが県知事同士が連絡を取った際に判明したとして黒岩知事は小池知事への不信感を表明した。メディアも緊急事態に於いても自分の政治力アッピールを第一にする小池都知事の姿勢を批判している。)


補足2: 
新型コロナウイルス治療薬いまだ未承認_イベルメクチン
2021.02.23
ノーベル賞を受賞した日本の大村智氏の発明がもとになっている薬品・イベルメクチンが新型コロナに効くとして世界の国々の医療機関から評価されているそうである。アメリカの研究機関では投与することで患者の死亡率が6分の1に下がったと発表しており、オーストラリアの医療チームも似たような発表をしているそうである。その他ペルー、インド、イラクなどの実際に国民にイベルメクチンを投与した国でも効果が実証されているということである。また予防効果もあるという実験結果もあるらしい。しかし、なぜか安全性や有効性が確立しているイベルメクチンは日本で承認されていないそうである。厚生労働省の思惑が取りざたされているが、承認当否の見解あるいは進捗状況を開示してもらいたいものである。

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