5月に光回線が利用できるようになると思っていたら、新型コロナウイルス感染予防のため来島自粛要請が出て宅内引き込み工事が延期になり6月から再開、わが家は6月3日16時ころ宅内引き込み工事が始まり、電柱から電話線に並行してわが家の壁の保安器ボックスまで光ケーブルを配線、そこから電話線屋内配管を通して室内のモジュラージャック部まで引き込み、そこに光ケーブル用コンセントが追加設置された。そしてONUをそこに接続し開通確認をして工事は終了した。
そのあといままで使っていたルーターをローカルルーターモードからPPPoEルーターモードに変更してインターネットが使えるようになった。回線速度は、開通後の時間帯に確認したところでは、下り:36Mbps(4.5MB/秒)、上り:71Mbps(8.9MB/秒)だった。ADSL時は下りしか記憶にないが(110KB/秒)くらいだったから約40倍の速度になったと思われる。
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左: 光化直後のPPPoE接続機器の状況
(下:ONU > 上:WiFiルータ)
右: 光高速化後のIPoE接続機器の状況
(下:ONU > 上右:光電話対応機器 > 上左:IPoE対応WiFiルーター) |
それで問題はないのだが、これは私の趣味みたいなものでいま可能なもっと高性能の技術があれば試してみたいという気持ちがあって、IPoE接続方式のIPv4overIPv6オプションを申し込んだ。
IPv4overIPv6は、基本的にIPv6(128ビットアドレス)環境で通信を行いながらも、従来のIPv4(32ビットアドレス)での通信もできるようにする技術。IPv6環境でIPv4形式の通信パケットもIPv6形式の通信パケットのように見せかけて通信する。PPPoE接続方式だと利用者が集中する時間帯になると速度が著しく低下することがあるが、IPoE方式の次世代ネットワークで接続するとPPPoE接続方式ネットワークで発生する混雑しやすいポイントを回避でき安定した高速通信ができるようになる可能性があるということである。私の場合どれだけ効果があるか分からないが体験してみたいと思ったわけである。
申し込んで10日くらいしてIPv4overIPv6対応のルーターが送られて来た。また同時に光電話も申し込んでいたのでその開通日前日に光電話対応機器ルーターが送られて来た。そしてそれらを開通日にセットして以降の作業に入る。その手順はまずONU、光電話対応機器、IPv4overIPv6対応のルーターを電源OFF状態で配線。それからONU電源をONにしランプの正常表示を確認。次に光電話対応機器の電源をONにしランプが正常表示になるのを待つ。その次にIPv4overIPv6対応のルーターの電源をONにしランプが正常表示になるのを待つ。それからPCでWiFi接続設定をする。そのあとPCのネットワークアダプターの設定変更。そして接続確認サイトでIPv4とIPv6ともにIPoE接続されていることを確認した。
さて回線速度だが、数日後の昼ころ、下り:234Mbps、上り:217Mbpsだった。今回ネットで見て屋久島の光回線の速度測定レポートが出ていたサイトが測定結果に信頼が持てるかと、そこに速度測定サイトを変えての測定なので、以前との比較は正確ではないと思われるが、PPPoE接続のときの下り:36Mbps、上り71Mbpsに比べれば、IPoE接続で下りで約6.5倍、上りで約3倍になった。ADSLのときと比べれば下りで約250倍になったようである。
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