4月初めころのある日、散歩の途中わが家から500mくらい先の県道際で高くアンテナを立てた車がいるのに気が付いた。ひとがいたので聞いてみたらFM電波の受信状況を調べているということだった。
そう言えば3月末ころ、外国電波の混信でAMのラジオ第一が聴きづらい地域で、FMで同じ番組を聴くことができるようFM補完中継局を設置するについてNHKに予備免許を交付したというニュースがあった。その中に鹿児島もあって2020年4月ころ屋久島も運用開始予定とあったから、私はその関連で調査しているのかなと思った。
そして5月になったら、FM補完中継局設置に関連して情報を得ようとしてか、町報配布時にNHK鹿児島放送局が区の集会所(生活館)でAMラジオ放送の受信相談会を20日に開催するというビラが配られた。13時から16時の間順次受付とあって、多分会場で希望すればということかと思われるが自宅や受診希望場所へも出向くとあった。私としては敢えて出向いて相談するほどの切実感はないので、各戸にアンケート用紙を配布し全体状況を把握するやり方にした方がよいのではないかという気がした。
わが家についての現況というと、車のラジオは場所によるが感度がよいのか屋外だからなのか一応よく聞こえる。わが家のラジオではNHK第一は聞こえることは聞こえるが雑音が入って安定しない。NHK第二は同調ランプがつくから選局は出来ていると思われるのだがほとんど聞こえない
むかしNHKに相談し対策機器を借りたときは受信状況が少しよくなったのを喜んだこともあったが、効果が不安定で時が経つにつれ嫌になってしまった記憶がある。その後何とかならないかと高感度ラジオとPRのものを購入したりしたがはっきりした効果はなかった。その後何かアナウンスがあったのに応じたのかどうか記憶にないのだが、NHKラジオが台風で停電などのときちゃんと聞こえたらいいなと役場に相談か報告をしたら、職員が調査に来てこのくらいの雑音なら普通だと言われてしまった。だから台風で停電以外ほとんどラジオを聞くということはなく、ラジオ放送を楽しむということに縁はなかった。
しかしNHK第一がFM化され受信状況の調査結果も反映されて地形の影響もなく携帯の電波が届きにくいわが家に電波が届くようになれば、雑音に悩まされずラジオを聞きながら家事その他の作業をしたり、興味を持った番組を楽しむことが出来るようになるものと思われる。勿論台風で停電などの非常時にもクリアに情報が聞けるようになるわけである。そうなるとあとは局地的情報をいかに収集し放送するかということがさらに放送局の課題として重要になって来ると思われる。
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