My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編: No.302  
  2015.08.31  断水_大雨で水道施設が被害  
 
 
7月には50年に一度という大雨があった。8月中旬には関東では突風被害もあった停滞前線により屋久島でも大雨が降った。この二回の大雨のとき、水道が断水になった。水源の川の取水口のあるところに土砂が流れ込み埋まったか詰まったかしたようである。取水口や原水槽に流れ込んだ土砂の撤去で復旧作業が大分手間取ったようである。復旧作業が終了しても浄水槽に濾過した水が溜まって安定して送水できるまで断水するという町内放送もあった。断水は足掛け2日に及んだ。

断水との町内放送後ほそぼそと出る水を溜めた

わが家では水道設備が大雨被害を受け復旧作業中という町内放送が流され始めたとき、すぐにまだ出ている水を容器に溜めることにした。わが家は水道送水網の末端の比較的低い地域なので大体は重力効果で送水網の残り水がチョロチョロ出て完全に止まることはないのだが、長引いた時のことを考えて溜める。水洗トイレが使えないと困るというのが一番だが、食器洗いや飲み水も考えてのことである。飲み水は生水で腹を壊して以来水道から浄水器を通して使用しているが溜め水の場合は沸かしたものを飲む。

町では断水期間中、集落の生活館(公民館)に給水車を配置し住民に供給している。給水車は1台しかないらしく給水車の巡回はない。少しの水も出ない場所の人たちは多分車で貰いに行かなくてはならない。容器も用意してあるようだが数に限りがあるので持っている人は家の容器持参でという町内放送も流れた。一人暮らしの高齢者などには負担になりそうだが多分近所の人たちが支援しているのだと思われる。わが家からは2kmくらいあると思われるが、もし送水網末端でさえチョロチョロも出ない本格的な断水になったら貰い水に行かなければならない。わが家は断水の終了間際で完全に水が出なくなったが、その後すぐ復旧した。

断水期間中、わが家は風呂に入れない。チョロチョロ出ていればそれを溜めて沸かせば入れる家もあるかと思うが、わが家ではガス給湯器からのお湯を浴槽に溜めるので水圧がないと多分ダメである。多分というのは試して給湯器を壊してしまったら大変だからやったことがないからである。断水明けのあと初めて給湯器を使用したら空気混じりの水のせいか湯温が高くなった。給湯器がおかしくなったかと思ったが、しばらく時間をおいて使ってみたら正常に復帰していたのでひと安心した。


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