屋久島生活の断片・日誌編
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No.39 林道工事のこと (H13.02.05)

家から見えている屋久島南部の林道の工事が昨年はやられなかったように見える。二三年前の台風や大雨の時工事区間で大きな崩落が発生したりした。今でもその跡が遠くからでも見える。

小島集落の北側、中腹の水平に削られて見えるところが
林道工事部分 左写真中央の林道を縦に切り上から下まで
走っているのが崩落したところ

それで計画を見なおしているのか、公共事業の見なおしの対象になっているのか訳は知らない。そもそも林道をつくると言うのは林業の為だと思うが地元ではいろいろ思惑が有ったようである。私が見るところでは展望を売り物にする観光道路に思える。

昨年のNHKプロジェクトXで屋久島森林伐採の中止の事情が放送された。もう大きな森林伐採はない。そして今まで現状でやってきて済んでいるなら世界自然遺産の指定を受け自然保護を叫んでいる鹿児島・屋久島ではこの林道をつくる理由がなくなったのではないかという気がする。観光のためと言われていた西部林道拡張の話も中止になったことだし観光用も目はなくなったと思われる。

一昨年のわが集落の総会でのことである。ある人が小島の上の方の工事区間で大きな崩落があったのを踏まえて自分たちの集落の上に林道を通すのはもう中止にするよう要望を出してもらえないかと話を出した。

それを受けて区長は答えた。林道建設の話が起こったときわが集落も皆さんの意見集約の結果としてその効用を掲げて実現の為の陳情に加わった。それを取り仕切った自分が今やめてくれとは言いだせない。そうせよと言うのであれば区長を辞めたい。

聞いていたところではどこかがある思惑で計画をぶちあげ、それに各集落が乗ってしまったのがこの林道建設ではないかとの印象を持った。

結局集落でそういう話も出ているということを区長の連合会でだして見るくらいならという話でその場はおさめられた。その後の進展は知らない。

まだ工事区間に仮設トイレや重機が置いてある。今年工事をやるのかもしれない。


補足: (南部林道のこと) (H14.12.09)

上記の記事にある林道は小島と中間を結ぶ南部林道というそうである。屋久島が世界自然遺産になった影響か各方面から自然破壊のクレームが出てH13年計画が変更になったらしい。今後の計画では一定標高を保つのではなく自然に配慮しアップダウンのはげしい林道にするようである。

当初計画の予算は42億円で今までに20億円使って30%工事済みだが、計画変更で予算追加61億円、平成20年完成予定らしい。

今週の土曜日わが集落の後方の山の法面で植生調査をするので協力者募集というような放送がここのところ流れている。林道工事に関係してのことだと思われる。

 
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