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  日誌編 (with photo) ・ 偏見ご免のたわごと編  
  日誌編: No.82  
  2011.12.19  スズメバチ2011まとめ  
 
  この3年スズメバチをトラップで捕獲してきた。今年は出始めを見かける前からトラップを仕掛けた。2009年はトラップを知ってから仕掛け、2010年はその年初めて見かけた日に仕掛けたのだが今年は思ったより遅く4月になってから掛かり始めた。

(写真: 最後のスズメバチ、左:トラップの中、右:取り出して)
(表: 3年間の捕獲実績、2009年は8月以降総数のみ記録)


3年間のデータをながめわたして見ると、出始めは3~4月で、6月までで越冬した女王バチとその女王が産んだ巣を作る働きバチが捕獲されているのではないかと思われる。2010年、2011年では8月以降の捕獲数が激減しているのでそう思える。2009年は6月にトラップを仕掛けたので、出始めて以降6月までに巣が作られ産まれた働き蜂のうちの一部しか6月に捕獲されなかったことになるので8月以降の捕獲数が多いのではないかと思われる。

私は女王バチと女王が巣作りし産んだ働きバチを始めの頃に捕獲してしまえば、スズメバチの数が減って刺される危険も減るのではないかと思ったのがトラップを仕掛けようと考えた動機なのだが、2010年、2011年の状況を見るとその効果はあるようである。2010年より今年2011年の捕獲数が減っていることから見てみれば、捕獲を繰り返すと越冬する女王バチ数が減少して年を追うごとに近隣の営巣数が減っているようである。毎年続けるのがよさそうである。しかしいくら毎年捕獲して何年経ってもゼロにはならず出続けるはずである。わが家へ飛んでくる範囲の縁あたりにその周辺領域で産まれた新女王バチが飛んできて越冬し巣作りすることが考えられるからである。

私がスズメバチを目の敵にして捕獲するのは、今までに2回庭の手入れなどの作業時にスズメバチに刺されたからである。幸いにして私はアナフィラキシーショックが発生しない体質だったようで、2回刺されても大丈夫だった。刺されてすぐ自分で運転して医院に行けた。刺されたときは釣り針をぐいっと差し込まれたような痛みがし、目のそばを刺されたときは何日間もむかし遊んだ「いろはがるた」の「泣きっ面に蜂」の札に描かれたような黒いクマが目の周りに出来ていた。以来スズメバチが出まわリそうな場所では出まわる期間中は作業しないようにしているが、この2~3年は捕獲効果でさらに偶発的に刺される危険も減っていると思われる。

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