5月や今頃は以上の情報から見れば働きバチはまだで女王バチが飛び回っている時期みたいである。以前ネットで見たところではこの女王バチを一頭捕獲すれば働きバチの数を100〜500頭程度減らすことが出来るということだったので、今のうちに何頭かでも捕獲してみようかと遊び心でスズメバチトラップを作って仕掛けることにした。ペットボトルを利用して作る例を真似して作った。
誘引剤としては、重量比で(料理用日本酒2)対(酢1)対(砂糖1)のものを初め入れた。それをスズメバチがよくやって来る旅人の木もどき(白い花のストレリチア)に吊るして置いたが二日経っても入らないので、その誘引剤に蜂蜜少々と5年以上寝かしてある果実酒(パッションフルーツ)少々を混ぜた。昼にそのトラップを吊るして置いたら翌朝ゴキブリが入っていた。その夕方見てみたら初めてオオスズメバチが2頭入っていた。その翌日はまた小さいハチが1頭入っていたが、それからは入らない。
そこで一工夫と刺身の切れ端やソーセージの切れ端をボトルの中に吊り下げて見たがゴキブリは入ってもスズメバチは入らない。そこでまた今度はネットで乳酸飲料がよさそうというのを見て(カルピス6)対(水4)対(蜂蜜少々)にしたら、日に2〜3頭入るようになった。捕獲数が20頭に近づくにつれ飛び回っていたオオスズメバチがだんだん目立たなくなってきた。
ネットで見たところではオオスズメバチの場合、巣から半径数百mから1km程度が主な活動範囲ということである。また営巣密度については各種スズメバチ全体で1994年の横浜市のデータで1平方km当たり7.5というのがある。これから我が家にやって来るオオスズメバチの巣の数を類推すると、多くて23.55(7.5/平方km*3.14平方km)とみられる。すなわち24頭くらいの女王バチが我が家を中心にした半径1km範囲に営巣しているかもしれないことになる。しかし今の段階で飛び回っていたオオスズメバチが目立たなくなってきているから、もう少し少ない可能性もある。
今の時期まだ女王バチしか飛び回っていないということだと、二十数頭捕獲したらオオスズメバチはあまり飛んで来なくなりそうである。しかしオオスズメバチがいなくなると他のスズメバチが勢いを増すというはなしもあるので、二十数頭捕獲出来たとしても当分スズメバチトラップは仕掛けておいて様子を見ようと思っている。
ところで私が刺されたのは印象としてすごく大きなハチだったからオオスズメバチだと思いこんでいたのだが、今回捕まえた後小さく見える30mm大のものでも飛んでいるときはかなり大きく見えることが分かった。私を刺したハチがオオスズメバチでない可能性もある。