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昨年スズメバチトラップを知って、早めに女王蜂を捕獲すれば働き蜂の出現も抑制できるだろうとスズメバチの捕獲数を記録してみた。昨年はスズメバチトラップを知った時期の関係で捕獲開始が遅れたようで、その効果ははっきりしなかった。今年はわが家の庭ではじめてスズメバチを見かけた日からスズメバチトラップを仕掛け、掛からなくなるまでの全期間の日毎の捕獲数を記録することが出来た。
(写真: 今年最後に捕獲したスズメバチ)
まず昨年と比較した実績である。( )内は昨年、また捕獲数にスラッシュで区切りのあるものは、前が期間内の数で後が累積数である。
3月19日~6月3日 (5月半ば~6月3日)
・・・この期間昨年は毎日記録せず
・・・6月3日の区切りは昨年捕獲数をまとめて種類別に数えた日
・・・オオスズメバチ 112 (33)
・・・コガタスズメバチ 313 (30)
・・・ヒメスズメバチ 10 (3)
・・・ 計 435 (66)
6月4日~7月31日
・・・今年も昨年も同期間、毎日種類別に記録
・・・オオスズメバチ 10/124 (30/63)
・・・コガタスズメバチ 80/393 (60/90)
・・・ヒメスズメバチ 15/25 (31/34)
・・・ 計 105/542 (121/187)
8月1日~11月18日
・・・昨年7月捕獲数激減、8月に増えたので8月1日で区切った
・・・今年も昨年も同期間、偶然か11月18日は両年とも最後の捕獲日
・・・この期間昨年は、種類別ではなく毎日の総数のみ記録
・・・オオスズメバチ 32/156
・・・コガタスズメバチ 15/408
・・・ヒメスズメバチ 1/26
・・・ 計 48/590 (559/746)
「今年3月19日開始~6月3日まで」と「昨年5月半ば開始~6月3日まで」の最初の期間は今年の方が約2ヶ月長い。その長い期間に大半の数を捕獲しているようである。昨年は初動遅れで女王蜂の捕獲が十分でなかったと思われる。
6月4日~7月31日の期間を見れば昨年と今年の捕獲ペースに大きな差はなさそうである。日々の記録を見ると7月には両年とも捕獲数が激減している。働き蜂が大量に出回るまでの端境期かと思われる。
8月1日~11月18日の期間では、昨年は8月に入り捕獲数が増え始めるが今年は7月ころの捕獲数が激減したペースのままである。今年の捕獲数は昨年の10%以下である。今年初動の女王蜂捕獲が功を奏して羽化する蜂の数が昨年に比べ激減したのかも知れない。あるいは今年の夏が猛暑だったので鳥などのエサがなくなったりしてその代わりに食われてしまって少ないのかも知れない。
今年は夏以降のわが家へのスズメバチ飛来数は激減したが、何でそうなったのかははっきりしない。昨年と今年では捕獲方法は同じだが期間や集計方法が異なるので、来年は今年と同じ毎日種類別集計でやってみて、もう一度初動捕獲の効果があるのか確認してみようと思っている。
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