ギャラリーは道に面してガラス張りで、通りすがりの人たちにも何をやっているのか分かり入りやすく、また夜は外から見て雰囲気があって、展示会にはよいところだったようである。
来訪者には、知り合いの店などに置いてもらった案内はがきを見て実物を見てみたくなり来たと言っていた人が何人か、またこのホームページあるいはSpinComGalleryのページを見てと言っていた人も何人かいたそうで、案内はがきの写真撮影・製作やホームページでのPRをしてきた私としては、少しはその甲斐があったようである。
また、会場がガラス張りの効果か、飛び込みでの来訪者も結構いたとのことである。画家には自然の色にはかなわない。ほっとする暖かさを感じると評され自分たちの製作意図が通じてうれしかったそうである。また外国人の哲学の客員大学教授はふるさとの母親がこういう手仕事を趣味にしていたので懐かしくなって入ってきて、触ったりして暖かさややわらかさにほっとしてものを感じたと言われたそうである。
あるいはむかしホームスパンをしていた人が懐かしくなって見に入って来てくれたり、彼女の付き合いで入ってきた連れのデザイン生の男の子が原毛の混ぜ方に興味を示して彼女より熱心に話しこんだことも印象に残っているようである。
私は展示用機材を製作したのでその効果も気になっていたのだが、少し太めの横棒を使って壁画のようにつむいだ毛糸を飾ったのが圧巻だったとか、スタンドにポンチョなどを人が着用したような感じにした展示もよかったなどという感想やニット作家がその展示法を真似したいという話もあったそうである。私としてはこれも手伝いをした甲斐があったようである。