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3月1日のなんでも言って委員会というテレビ番組を見ていたらAIフェイクが拡散するリスクについて解説・論議がされていた。本物そっくりの画像・動画・音声が容易に作成可能になっているのに相俟って偽情報や脅迫画像などを作成しSNSに流すとそれを見て真偽不明にもかかわらず正義感であるいは愉快に思うひと達がそれらを瞬時に拡散する。そういうSNSの急速な拡散力を悪用して、政治に影響を及ぼしたり、社会に影響を与え世論を誘導しようとしたり、社会や個人に損害あるいはダメージを与えようとしたりすることが出来るようになっている状況が問題になっている。
対策としては、AI生成コンテンツを自動検知する技術の開発・導入とか、悪質なフェイクニュースやコンテンツに対する規制法律・規制を強化するとか、プラットフォーム事業者への管理責任の明確化が求められるということである。また、ユーザー自身が見ているものが本物かどうか分からないと情報の真偽を疑い信頼できる情報源かどうかを確認する姿勢が重要となって来ているということである。
私は、あるユーザーの正義感を他のユーザーが疑ってその行動を抑制するとか、愉快に思ったユーザーが面白がってフェイクを拡散する誘惑に全員耐えられるかとなると、それは無理ではないかと思えるので、フェイクを発信あるいは拡散する側に対しての対策が必要だと思っている。それでも悪意を以ってフェイクを作成し拡散させようとするものはその対策を掻い潜ってやるわけである。となれば可能な限りフェイクをSNSに流せないようにするしかないわけである。そして不断に新たなフェイク拡散手法が出現したらそれへの対抗策を施して行くしかないわけである。
SNSのフェイク拡散力を削ぐことが求められるが、いまのところアップロードしようとするフェイクコンテンツを自動検出しSNSで流せないようにするしかないように思える。SNSプラットフォームにフェイク自動検出と検出されたコンテンツのアップロード禁止と警察への通報を義務付ける。またユーザーからのフェイク発見通報があったら検証しフェイクと断定したら削除するとともに関連情報を警察に通報することを義務付ける。またこれらはフェイクコンテンツを自動検知する技術の開発・導入が前提となるのだからそれらを義務付け最新技術を提供しているか監視する機構を整備する。こんなことで規制取り締まりをすることになるのかも知れない。
悪意があるものはフェイクとして問題になるが思いを伝える手段としてのフェイクやフィクションはそれなりに存在価値はあるものである。それぞれそれと分かって面白がったり共感したりするのは自由である。それらがそれと分かるようにすることも有効かもしれない。プラットフォームがユーザーにフェイクについてはそれと分かる表示をすることを義務付けてそれに反してフェイクと判断されるものをアップロードしようとして検出されたらSNS利用から排除すると規約化するのもよいかも知れない。
私はSNSを利用はしているが、見て反応するような使い方はしていない。ホームページ記事をアップしたときの告知と子どもたちから連絡があった場合彼らのSNSの記事を見るのが主である。テレビと新聞それとブックマークしているいくつかのサイトの記事を見て世の中の状況を把握している。感情的に見る性格でもないし孤独でも意に介さない性格でもあるがそうしていれば扇動されることはないと思っている。
SNSで悪意なく拡散の意識もなく拡散行動をとっている人間がいるのがSNSのフェイク拡散や炎上の実態であるとすれば、SNSのようなものが存在する限りそういう現象はなくならない。ひとが何を以って自分の存在価値を評価しているのか、あるいは何を以って幸せを感じるのか、それはひとそれぞれでその答えあるいは証しを得るために悪意なく無意識に拡散行動をとる人間が結構いるということなのかも知れない。
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