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候補者はいろいろなことを言うが、まずは現状をどう理解しているかということが問題である。それぞれの候補者が一例を挙げ課題を指摘するが、現状と現状に至る時系列的経緯の関連事象と関連ステークホルダーそして関連法律などを網羅的に把握し、どういう制約の中でどういう施策をしていくのが効果的なのか。目先の目立つ事柄に振り回されて現状を感情的に理解し感覚的に判断していないということが聞いているものに伝わって来るような発言をするひとは誰なのか。そういう観点から私は討論会や演説会のテレビ番組などを見ている。
国内問題での国際的な側面を持つ問題や外交・防衛などについては特にそういうことが気になる。日本がどういう制約の中にいるのか時系列的に網羅的に把握して問題を厳密に検討し抜けのない施策にして行って欲しいのだが、抜けがあるとよく研究した相手からその抜けを突かれた施策意図に抵触しない手を打たれると反論出来ないあるいは容認せざるを得ない破目に陥るわけである。
例えばいま外国人が日本人の意図していないような行動や経済活動が問題になっているが、民泊や不動産の問題、不法滞在の問題など事前に網羅的に検討していればなんてことはなかったのにと思うのだが、効用にだけ目を奪われて負の側面を網羅的に検討し抜けのない施策を実施したようには見えないわけである。
こういう例はまだ国内問題の要素が強いからこれから対策のしようで改善が図られる可能性は高いという気がするが、外交や防衛で感情的に理解し感覚的に判断されたりしては困るわけである。条約や外交公文を時系列で網羅的に把握し自国がどういう制約の中にいるか理解して綿密で反論余地のない主張を展開してもらわないとその隙をつかれて反論出来ず交渉に負けて禍根を残すことになるわけである。
補足: 自民党新総裁_高市氏が選ばれる
2025.10.04
小泉進次郎氏との決戦投票になったが、高市氏が当選した。ふたりのうちでは高市氏の方が私としてはよいかなと思っていた。言動で外国などに隙を突かれないようにして日本を運営し、キャッチコピーで言っていたように日本再生の道を開いて行って欲しい。
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