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  偏見ご免のたわごと編:  No.396
メタル回線の電話_通信手段のフェイルセイフ  2025.09.08
  先日、光回線が繋がらなくなり、わが家ではネットも光電話もそしてフェムトセルによるスマホも使えなくなった。車で携帯の電波が入るところまで行ってスマホでプロバイダーに連絡するしかなかった。わが家での通信手段が絶たれたのだが、幸いにも外に移動してかなりの時間を要したもののプロバイダーと連絡が付いたので、翌日プロバイダーの手配した業者が来て光回線の修理をしてもらえ、危機的な状況は一日余で復旧した。

それで考えたのだが、一本のデジタル回線に依存した通信手段しかないということになればそれに不具合が発生し、回線提供元がそれを検知し復旧をしてくれるのなら待っていればそのうち直ると思ってよいのかも知れないが、こちらから連絡をしないと不具合発生を認知してもらい復旧作業に結びつかないとなれば、こちらから連絡するしかないわけである。

しかし前述の通りわが家からは外部に連絡できなくなるわけである。そしてプロバイダーへの連絡にはこちらを特定できる情報を伝えなくてはならないのだが、家から連絡できれば資料が手元にあるから問われて探すのも容易だが、家から離れてスマホで連絡しなければならないとなれば当たりを付けて情報を探してから、スマホが通じるところまで車で移動しなければならないわけである。それで話が付かなければやり直し、家に帰って言われた情報を探してまた外に移動してスマホを掛けなければならない。これは煩わしい。

わが家では通信手段のフェイルセイフ化が必要ではないかと思うようになった。そこで思いついたのが、メタル回線のアナログ電話である。電源不要で停電時でも使える。そして光回線とメタル回線が同時に不具合発生することはかなり稀だと思われる。どちらかが生きていれば家にいて連絡できるわけである。

最近メタル回線の電話の受付はしなくなったという情報が流れているようなのでNTTに聞いてみたらIP電話に移行しているところもあるが当地ではメタル回線電話を受け付けているということだった。それで新たなメタル回線電話を増設することにした。その設備が老朽化したらIP電話になると思われるがそのときはどういうかたちになるのか気になってネットに出ている記事を探してみたら、メタル回線IP電話になるようである。いまの交換機のあるところまではメタル回線でそこからデジタル回線に繋げるようで各家ではいままでの電話と見かけ変わらないみたいである。新たに光回線をプロバイダーと契約でもする必要があるなら大変だと思っていたが、メタル回線の電話しかない家に住んでいるひと例えば高齢者などはいままで通りいまある電話を使える感じになるようである。


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