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  日誌編:  No.309  
ノンスライダー・クロマチック_2列ホール 2024.06.17
 
以前クロマチックハーモニカを吹けるようになりたいとバルブありのクロマチックハーモニカで練習していたのだが、吹き方が下手なのか5曲くらい吹くとバルブが湿気でへばりついて音がつまるようになる。そこでクロマチックハーモニカのバルブレスはないかとネットを見ていたら、ザイデル社のバルブなしクロマチックハーモニカ・スタンダードというのが目についた。あるネット記事に息漏れが大きいので小さい音しか出ないとはあったが購入してみた。吹いてみるとその記事の言うとおりだし音色も私の好みではなかった。吹いて音が出るというより息を吹きかけた空気音の中で音が鳴るという感じだったので何回か使ってみてもう吹きたくなくなってしまった。

それで私はバルブありのクロマチックハーモニカを使い続けていたのだが、クロマチックハーモニカに慣れて来ていたころ風邪か何かでハーモニカを中断したのだが、体調も回復したので再開してみようかという気になったとき、洗浄・消毒が出来ないそのハーモニカを吸うのは不潔ではないかと気になってしまった。そして笛系の吹くだけでよい楽器に親しむようになった。

      ノンスライダー・クロマチック

それでもハーモニカへの興味がなくなったわけではない。最近ネット記事を見ていたらサイドル社(以前ザイデルというのだと思っていたのだが読みはサイドルのようである)のノンスライダー・クロマチックハーモニカというのがあるという記事を見つけた。バルブとスライダーのない吹き口2列のクロマチックハーモニカで、水洗いも出来るというようなことも書いてあった。上の吹き口1列はスライダーボタンを押さない場合に相当し、下の吹き口1列はスライダーボタンを押した場合に相当し、ハーモニカを上下に傾けて列の上下のどちらかを吹くことでノンスライダー・クロマチックを実現している。バルブもないのだが以前のバルブなしより気密性もよいということである。

そこで私は興味が湧いて購入してみた。まず音色は私の好みではないが、吹きやすさという観点からは形としては左右吹き口端から左右端までの寸法がもう少し大きい方がよい気がする。私としては左右端のマウスピース止めネジの位置はもう少し外側にあった方がマウスピースの唇への感触がよくなるのではないかという気がするわけである。あとは2列に慣れることだが、私はやはりスライダータイプの方が吹きやすい。

        バルブレス・クロマチック

ノンスライダーの記事を見ていたときに、バルブレスでもサイドルやトンボと違い気密性があるハーモニカがあるという記事もあった。表現の繊細さよりそれなりに吹ければよいので洗えて気密性があればバルブレス・クロマチックの方が素人の私には向いている。それでその記事に出ていたEastTopのバルブレスを購入してしまった。これは私が記事を見て想像していた通りの出来で納得出来るものだった。12ホールなのだが14とか16ホールのバルブレスは造っていないようでラインアップに見当たらなかった。


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屋久島方丈記・日誌編:
  No.275  バルブなしクロマチックハーモニカ  (2015.03.29)

 
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