My logbook : 屋久島暮らし残照録  
  Home > 目次 > 記事  
  偏見ご免のたわごと編:  No.255
ジャニーズ事務所会見記者質問_新社長が不適だと言いたげな印象  2023.10.05
  テレビでジャニーズ事務所の記者会見を2回見たのだが気になったことがある。私は記者質問のなかに東山氏の社長就任不適ではとの底意があるのではないかという印象を受けたものがあったからである。その場で新社長がそれを認める発言を引き出し引きずりおろそうとしているのではないかと疑ってしまった。記者が新社長の適性を疑っているなら、自分で取材してその事実を明らかにし追求すればよいものを憶測の真実かどうかを本人に問うのだからどうかなと思ってしまったわけである。

どうしようもない状況から火中の栗を拾って新社長になったのだから、あとはどうするかが問題であって、社長就任に反対なら自分がどう思っているのか、誰がよいのか別の場所でキャンペーンをはればよいのでかないか。自分は他人から評価あるいは批判を受けない立場を維持しながら自分の思いあるいは正義を暗に主張する記者のずるさを感じてしまった。多分東山氏は他に誰もなり手がなかったから致し方なく社長になったのではないかと私は思っている。

社長になってあとはどうするかについても、記者側は性急すぎる印象がある。何も分からないなかで実情・実態を確認しながらそれぞれの課題への対処方法を決めて行かなければならない。まずは被害者対応の会社とタレント・マネジメント会社を別にしようと決めた。今回はそれでよいのではないか。

次のステップはそれぞれの会社の課題をどういう方法でやるかということである。それにはかなりの調整が必要になると思われるからまた次の会見を待てばよい。今回ですべてを提示せよというのは無理である。新体制を信じてその成り行きを見守って行くのがよいと思われる。被害者団体やメディア・ジャーナリズムが圧力団体みたいなものにならないようにして、新体制に適切に対応したらよいという気がしている。


補足1: ジャニーズ事務所記者会見_そのもとになった性加害事件問題とは
ジャニー性加害事件とは、日本の大手芸能事務所「ジャニーズ事務所」の創設者であるジャニー喜多川が行っていた児童性的虐待で、社長という立場と芸能界における絶大な権力を利用して、同事務所に所属するタレントを中心とした多数の男児や未成年の男子への性的虐待を、50年以上に渡って常習的に繰り返していた問題である。

補足2: なめられるな東山_コンサルタントやジャーナリストに
東山氏はタレントで経営者経験はないのだが、やってくれる人がないからやむなく社長役を引き受けたというのが私の推測である。社長をやってくれるひとが見つかるまでは自分がやって行くしかないと思っているのではないか。そういう成り行きの中でまだ社長としての権力行使に慣れていないからか、新会社の記者会見や対外広報などを見ていると、記者連中には自分のような学歴のない成り上がり者がと低く見られていたり、コンサルタントからは自分達の儲けになればそれでよいといいように操られている感がある。東山氏はトップとしての権力を行使してもっと自分が目指すやり方をバックアップしてくれる参謀役をまず選んで、共に課題に取り組んで行ける体制・体勢をまず整えたらどうかという気がする。信念を持って強く出て周囲になめられないようにまず経営環境の大転換を図る必要がある気がしている。

補足3: ジャニーの性加害_東山氏加担との証言
2023.10.11
10月7日に放送された『報道特集』(TBS系)では元ジャニーズJr.の男性が東山氏について加害に加担していたと証言したそうである。それがFRIDAYに出たらしい。また社長選任からやり直しか。事務所関係者はみんな万歳、無条件降伏で、あとは清廉潔白なひとが誰なのかということになるのか。


(関連記事)
屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:
  No.251  忖度_社会生活に必須  (2023.09.12)
. 
 
  back