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  日誌編:  No.230  
植えた桜の苗木_出た葉を食われる 2023.06.12
 
3月ころだったと思うが、道端で無人販売されていた桜の苗木を2本購入し敷地の縁辺りに植えたのだが、萎れていた葉が元気になって根付いたかなと思っていたら、ある日1本の方が幹の途中の1m弱の高さで折られ葉はむしられてなくなっていた。多分夜中にシカが葉を食ったのだと思われる。その後大分経ってからもう1本の方も葉を食われた。

桜の苗木を植えたのは、今回で2回目である。前回はいつだったか憶えていないほど前のことである。そのときは何回も葉を食われ幹を折られて翌年には芽を出さず2本とも枯れてしまった。その同じころ何かの花の球根も植えたのだが、芽が出て葉が10cmくらい伸びこれから大きくなって行くだろうと思っていたら葉が食われた球根が引っこ抜かれて転がっていた。これもシカの仕業だったかも知れない。私は気力を失って球根を放り投げてしまった。他の葉は食われないのだからシカは桜の葉と何だったか憶えていないその球根から出た葉が好物だということになる。

左・(写真 1-1): 幹が折られ葉は丸坊主
右・(写真 1-2): 幹が折られたあと葉が出てまた食われ、
         そのあと再び葉が出て来た

葉を食われたり幹を折られたりしたいままでの経過は以下のようである。まずは幹を折られた方の1本である。苗木を植えてから萎れていた葉が元気になったかと思うころ多分シカに葉を食われた。その後雨の日が続いてある日苗木はどうなっているかと見てみたら葉が出て茂って来ていた。このまま行けば今回は育つのではないかと思っていたら何日か後に見たら幹が折られ葉は丸坊主になっていた(写真1-1)。

これではもうダメだろうとその後雨がよく降る日が続いていたこともあって見ることもせずにいたのだが、大分経ったある日ふと見てみたら丸坊主になっていた苗木が以前よりしっかり葉を付けていた。そしてその数日後見てみたらまた葉を食われ丸坊主になっていた。そしてまたかなり経過してから見てみたら再び葉が出てきていた(写真1-2)。以前はこういうことを何回も繰り返している間に枯れてしまったのだが今回は周りに他の木もある場所に植えたのでそれらの木が茂って苗木を守るかたちになったら生き延びるかもしれない。

左・(写真2-1): 写真1-1と同じころに、被害はなかった
中・(写真2-2): 写真1-1のあと葉が出てまたそれが食われたころ、被害は少
右・(写真2-3): 写真1-2と同じころ、下の方の葉がなくなっていた

もう1本の方である。初めに葉を食われたのはそのときままだ折られていなかったが幹を折られた方が葉を食われたと同じときである。その後は一方が幹を折られ丸坊主になったのだが、そのときは被害がなかった(写真2-1)。そして折られた方が葉を出して再びそれが食われたがそのとき被害は少なかった(写真2-2)。その後折られた方がまた葉を出して来たころに見てみたら上の方に葉は付いているが下の方の葉がなくなっていた(写真2-3)。多分食われたと思われる。下の方の葉が食われているということは小さいシカかも知れない。幹が折られたのも口の高さがそこまでくらいだったので上の方を食おうと咥えたときに折れたのではないかと思われる。

これから周りの木が苗木を守るように茂って食われなければ以前のように繰り返し葉が食われ枯れてしまうことはないかも知れない。私は庭木など植えたら植えっぱなしである。そこで自然に育つものだけ育てばよいという考えである。よく果樹園などで見るのだが苗木に囲いを設けて葉を食われないようにしないとダメなのかもしれないが、以前もそうだったが私はやる気はないのでそのままで様子を見ることになる。それでも桜の花が咲くようになったらいいなという思いはあるわけである。


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