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  日誌編:  No.137  
キッチン取替えで気になった_ガス台や水切りかごの設計 2022.04.18
 
わが家で最近キッチンを新しくしたのだが、いままでの場所へのレイアウトを考えて各台ユニットを選べるセパレートキッチンのセットにした。いままでのものもそういう仕様のものだったのだが、27年くらい前に家を建ててもらうために屋久島に来て大工さんと打合せし契約したあとは家が完成し引っ越してくるまで一度も来ないで大工さんに一切お任せでやったので、間取り以外何も注文を付けていないからキッチンセットも大工さんが選んで設置したものである。

いままでそのレイアウトとユニット構成を一部手直ししたもののほとんどをそのまま使用して来た。そのキッチンを27年ぶりくらいに取替えるに当たって、キッチンセット以外の水道栓や排水管およびレンジフードの位置は従来通りにすることにして余計な変更はしないことにした。その方針のもとで妻の要望も汲みつつレイアウトを考えて各台ユニットを選んだ。そして使い始めたのだが、気になってしまうことがあった。

置くものを考えた天板設計とか、天板への置き場所をもう少し考えたキッチン用品の設計が出来ないものかということである。

段状の縁に脚の一部しか乗っかっていない
(赤丸部)
アングル材に駒を付けたスペーサー
(対策状況)

一つはガス台の天板である。なんとなくガステーブルが水平になっていない感じがするので調べてみたら、ガス台天板の縁が巾15mmで1.5mm高くなっていて真っ平でない。以前から使っている有名メーカーのSiセンサー付きのガステーブルを水平に置こうとするとその脚の径の半分以下くらいが高さ1.5mmにかろうじて乗っかる。ちょっと位置を横にずらすとガステーブルの片側の脚が高さ1.5mmから0mmに変化する巾10mmのスロープを滑って少し傾く。巾寸法が合うガステーブルなら置けると謳っているガス台としては欠陥設計である。世の中に出回っているガステーブルをよく調べていないからこういうことになるのだと思われる。なお、取り換え前のガス台は縁が段状ではない真っ平な天板だった。カタログの小さい写真ではよく見えなかったので私は新しいものも当然そうだと思っていたのだが、ガステーブルの脚の配置と天板に相性があるとは想定外だった。

かごの下に置いた網 と 二つの台の境
(楕円部は段状縁の上にジョイントプレート)
かごの脚部(赤線の底部が同一平面)
(楕円部は左写真と同じ部分)

もう一つは市販の水切りかごのことである。以前から使っている水切りかごは脚が径3mmくらいのステンレス棒を加工したもので、かごの両側下端の全幅に渡って水平に付いている。天板に段状縁が付いている流し台と調理台の両方の縁をまたいで置こうとすると脚の一部が縁に乗っかってしまい、かごが傾いて不安定になる。置き場所を選ばず縦置きでも横置きでも設置可能なかごにするには、脚が四隅に付いていてかごの下端が台の縁の高さ(+ジョイントプレート厚)より上になるようにするしかない。そういうものがないかと思って探したのだが、脚が四隅に付いている製品はあってもわが家に合う寸法やデザインものがなかなかない。どうしようかと思いながら対策に使えそうなものを探していたら、台の縁をまたいで置ける脚の付いたステンレス網を見つけたので、いまはかごをその上に載せて使っている。


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