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  偏見ご免のたわごと編:  No.068
「エトピリカ」はなんとか_「情熱大陸」はまだまだ 2021.04.05
  以前買ったハーモニカの楽譜集に「エトピリカ」とか「情熱大陸」という楽譜が出ていたが、テンポがゆっくりした曲でないと初心者としてはついて行けないから手を出せないでいた。エアロフォンを吹くようになったその後はさらに手の指にこわばりがあり吹こうと思うのはテンポのゆっくりした曲が多い。時にはちょっと難しい曲にも挑戦してみるのだが、音痴の自分が知っていて口ずさめるようなメロディーでないとすぐ挫折する。

昨年6月末ころテレビでバイオリンのある曲を聴いて自分はその曲は、「You raise me up」だと思い込んで、その曲を吹けるようになりたいと練習するようになった。そのあと9月ころになってだと思うが、その聴いた曲は「ニュー・シネマ・パラダイスの愛のテーマ」だと分かって、その曲も吹けるようになりたいと練習するようになった。

私はいわゆる音符による楽譜を見てどういう曲かと奏でることは出来ない。音痴だから音符があってもその音符の音が分からない。だからどこかで聞いた曲で何となく一部でも口ずさめるとそれを手掛かりに吹いてそれを全体に広げて行く。そういうやり方で楽譜にふったドレミでキーを押しながら知ったメロディーをなぞるわけである。それで何となく自分で曲に聞こえればよしよしということになる。そしてこの2曲は一応自分で吹けるようになった気になった。

今年2月のある土曜日だったと思うが、テレビの「題名のない音楽会」という番組に葉加瀬太郎が出ていて、その中で「情熱大陸」という曲を着想したときのことみたいなはなしがあって、そこでちょっと曲の出だしをバイオリンで弾いた。それを聴いてハーモニカの楽譜集に「エトピリカ」と「情熱大陸」があったのを思い出した。それで葉加瀬太郎のそれらの曲を吹いてみたいなという気持ちが湧いてきた。

楽譜を見てみたら、「エトピリカ」の方が比較的テンポが遅いしテレビで何かの番組で聴いたこともあり出だしのメロディーは憶えていて口ずさめるので、それからチャレンジすることにした。そして練習を重ねたらゆっくりながら一応自分で吹けるようになった気になった。しかし妻にどうだと聞くと曲を吹いているように聞こえないそうである。ひとには曲と思われないということだが、私は自分が曲を吹いているという気になれるくらいになったらそれでよいのである。

そこで次は「情熱大陸」を吹いてみようとチャレンジし始めたのだが、ゆっくり吹いても少し行くと16分音符の連続的に出て来る部分がうまく行かない。曲の初めの部分はメロディーを口ずさめるのだがその部分は全く自分にはどんなメロディーなのか分からない感じで、分からないから頭の中のメロディーに従いながら楽譜にふったドレミを見てキーを押すことが出来ない。そこで葉加瀬太郎のCDを購入して聴いて憶えればよいかとやってみたがテンポが速くて憶えられない。

最近いままで見ていなかったエアロフォンに付いてきた教本を見たら、初心者の最後の課題が「情熱大陸」だとあった。CDも付いていたので葉加瀬太郎のCDを買わなくてもよかったわけである。そしてその本に初めはゆっくり吹くことから始めよということが書いてあったが、そのCDは私のような対象外者向けの超スローな演奏例は入っていない。

入っていたら出来るようになるのか分からないが、いまのところ私はゆっくり吹いてもメロディーが頭に入っていない部分は音符の音を順次出すだけで曲に聞こえるように吹けない。なんとなく進歩していると感じるのも楽しみの一つなのだがなかなかそう行かず、諦めるかかなり時間がかかっても出来たと思えるようになるまでやるか気持ちが定まらない。そしてなんとなくその気になった日にちょこっとという具合で断続的に吹くことを繰り返している。


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