何年か前から家の屋根の北東隅の雨どい用排水桝の周りが多量に雨が降ったあとビショビショになって湿り気がなかなか抜けないのが気になっていた。今年激しく雨が降った日にそのあたりを覘いてみたら排水桝から水が噴き出していた。あとで枡の中を見てみたら水位は蓋付近まであって排水管に流れて行っていないようである。
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排水桝から噴出の雨水を流す溝 |
屋根の縁と雨どいの隙間と
隙間から落ちた雨水の痕跡 |
このコーナー付近の基礎にひび割れが出来ているしそばの風呂場の通用口のドアは変形して開かなくなっているから、多分地盤沈下で枡も沈み排水管が逆勾配になってしまったと思われる。そこで枡から噴き出した水を流すために地面に浅く溝を掘り石垣の上はパイプで下の地面に水を落とすようにした。そうしたら地面は比較的早く乾いた感じになるようになった。
もう一つは屋根の四隅の下の地面が少しの雨が降ったあと周りが乾いているのに湿っているのが気になっていた。雨どいと屋根瓦の関係を見てみたら屋根下地から瓦が雨どいの上に出ているので瓦から落ちて来る雨水は雨どいが受け止めるようになっている。しかし屋根の縁部分は瓦がないので落ちて来る雨水は雨どいに落ちずそのまま地面に落ちるからであると分かった。
屋根の縁部分の雨を受けるには雨どい端部形状を屋根下地部分からの雨水も受けられるように幅を膨らませた形状にする必要がある。あるいは屋根の縁を雨どいまで伸ばした構造にする必要がある。施工不良なのか気になるところである。それはそれとして、気休めに屋根の縁から落ちる雨水が雨どいに落ちるようにアルミテープでガイドするようにして見たのだがそれでも地面に雨水のあとは出来る。屋根の縁の縦面端からどうしても落ちるようである。少しは狙った効果はあるようだが耐候性は心配な代物ではある。
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屋久島生活の断片・日誌編:
No.06 雨のこわさのこと [2000(H12).05.31]
No.100 雨の被害のこと [2002(H14).07.29]
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