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  たわごと編: No.442
 
  2018.01.08 Windows10 1709 断念中  
 
  わが家のインターネット環境はADSLで下りの速度は実績最大110KB毎秒くらいである。いわゆる通信速度表示単位のbpsで言うと1メガ以下である。私はデータの送受信技術すなわち私がダウンロードする対象がどのような仕組みで送られているかというような知識のない素人である。そして大量のダウンロードデータと遅い通信速度の組み合わせ状況下で自分のインターネット利用がほとんど実用にならないくらい重くなる現象が発生することに悩まされている。以下もその一例のOSバージョンアップに関することである。

今までのバージョンは1703なのだが、先日「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックしたら機能更新プログラム1709というのが出て来た。いわゆるFallCreatorsUpdateというやつである。大量データダウンロードにいつも時間がかかり自分のインターネット利用作業に支障を来すので自分のやることを済ませ午後から更新を開始した。わが家はADSL回線の末端で1メガもいかない低速なのでダウンロードが始まって更新が終わるまでに12時間くらいかかった。

それからサインインして「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックし品質更新プログラムをダウンロード・インストールして、その時点で変わった感じがするところを設定しなおしていつも通りに使い始めたら、インターネットがいわゆる重い状況になった。そこでインターネット使用をやめ状況を見たら、受信量が多いのだが送受信をしっぱなしのようである。タスクマネージャーで見てみたら動いているアプリはない。

通信先をネットモニターで見てみると、何をするものか知らないがWindows Com(プログラムはWpnService)とNTT America Inc(プログラムはDoSvc)の二つがつながっていると表示されていた。そして送受信しっぱなしが1時間しても終わらない。これでは夜中に済ましてしまおうと思っていたバージョンアップが済んでおらずまだ続いているに等しいような感じで、自分のやりたいことにインターネットが使えないと判断し、理由は後で調べることにして、もとの1703に戻した。もとに戻すというのをクリックしたらそんなに時間はかからず1703に戻った。

そのあとやることをやって時間が出来てから、バージョンアップについての記事を調べていたら、いまのところWindows10でバージョンアップ(大型アップデート)すると各種設定が初期化されるようになっているらしい。今回もいろいろサインインしたら変わった点があってそれはすぐ一部の設定を変えたりして試したのだが、自分でもサービスやらグループポリシーやらいろいろ変更してあってどれがどうなっているか憶えているわけではない。前回の1703では目につき次第変更したのだが今回はその試みを諦めた。代替製品が選べないことをよいことにマイクロソフトがOSバージョンアップで設定が引き継がれるようにしていないらしく、バージョンアップ完了と表示しながら以前の設定通りにすんなり使い始められるようになってないようである。マイクロソフトは怠慢なように思える。

また記事には、大型アップデートした後は数時間~半日程度はPCを放置しておくのがおすすめとあった。そういう情報はマイクロソフトから事前に理由や事情が通知されてしかるべきと思うが私だけが見逃しているのかも知れない。その記事によると放置が必要な理由は様々なPCメンテナンスが自動的に実行されPCに大きな負荷がかかった状態がしばらく続くからだとあった。Windows10が重い、CPU使用率が高い、HDDのアクセスが100%になるという現象はこれが原因らしい。今回のタスクマネージャーに現れないシステムによるらしい送受信しっぱなし現象もこの一環かも知れない。もしそうなら私のような素人が困らないようにこのプロセスも時間がかからないように工夫してバージョンアップのプロセスに含めてもらいたいものである。

1703にバージョンアップしたときはやはり事情も知らず送受信が何かが悪さしているのかといろいろ調べたり設定を変えたりと試みて長時間を費やしているうちに何となく送受信が止んだのだが、必要な放置時間が終わったからかも知れない。もしかしたら1709でも時間がたてば止むのかも知れない。しかしバージョンアップが完了しサインインしたらその時点では完結しているのが本来で、完了が本当に完了していないということなら、これもマイクロソフトの不手際ではないかという気がしてならない。

1709へのバージョンアップは数ヶ月延期するようセットしたので、そのときには完了後PCをそのまま放置してみようとは思っている。数時間~半日程度はPCを放置とはどういう通信環境でのことかは知らないが、記事の中に40メガという表記もあったから多分記事を書いたひとは高速環境の都会の住人と思われるが、わが家のような1メガもいかない低速環境ではどうなることやら。記事ではバージョンアップが数時間だったというから12時間くらいかかったわが家では10倍としたら、半日から数日PCを放置しなければいけないのかと思うと恐ろしい。

補足1: 
突如1709へのバージョンアップが始まった
2018.04.20
延期次期が過ぎたのか、18日17時ころ突如セキュリティ更新のためにはバージョンアップが必要という画面が出たので、更新を開始した。ADSLで下りの速度は実績最大110KB毎秒くらいだからか、すべて終わって使えるようになるまでに19時間くらいかかった。そして20日にはプッシュ通知サービスらしいが最大110KB毎秒くらいでの送受信が3時間くらい続き、合計で約一日PCやネットが使えなかった。

補足2: 
屋久島で光通信がなぜ出来ないのかの理由
2018.05.28
ある屋久島関係のブログ記事によれば、5年前にNTT西日本から提案された光回線の敷設について、町が断ったかららしい。3億円ほどの自己負担を町が財政的理由で出せないと判断したからということのようである。他の予算をやりくりしてでも光回線敷設を推進するくらいの情勢判断が出来なかったケチかバカが屋久島にいるようである。離島で交通事情の悪い田舎が都会と張り合って事業や生活をするには今やIT必須であることが理解できない行政が情けない。


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