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10月22日衆議院議員選挙に関連して党首討論が各テレビなどで行われている。森友・加計問題もまだ国民は納得していないと追及する党派が目立った。安倍首相憎し、退陣させたいとの思いから、疑惑がある疑惑があると責めるのだが、安倍首相は悪さをしたという証拠もないのに怪しいと言うのはおかしいのではないかと従来通りの反論をしていた。どうも野党やマスコミが疑惑だと言い続けているような印象だが、確証がないのに怪しいと言うなという反論に対抗するには、野党やマスコミが確証を示さなければならないように思える。私は確証を持っていないのに怪しいというだけで責め立てるのはおかしいという気がしている。野党やマスコミは確証を示したらどうかという気がしている。
何となく嫌い子がいてクラスで物がなくなったとき、たまたま似たようなものを欲しがっていた子だったから、あんたが盗んだだろうと証拠もなく責め立て、反論しても怪しい怪しいと言い募り、嫌いな子を追い詰める。確証がなければ、いわゆるイジメみたいなものである。それを国会やテレビその他のマスコミでやっているようなものである。それを見聞きした子どもたちはイジメとはこういう具合にやるものだと教えられているに等しい。
野党やマスコミが疑惑解明質疑などのあとに自分たちの想定通りの答えが得られず思い通りの結末に持って行けないときに、説明を覆すだけの確証がないにもかかわらず、自分たちがまだ怪しいという思いが払しょくできないからもっと説明を尽くせと責め立てる。なぜそうするかと言えば私の見るところ、自分たちは正しいと信じ切っていて、自分たちの思っていることに現実を合わせようとする意識が強すぎるからだという気がする。そして納得しない思いを引きずって止まないわけである。私は、彼らが付け火してけむり喜ぶ頭でっかちの愚か者たる正義教信者でないなら、もう少し違った作法をとった方がよいのではないかと思っている。
例えば、付け火して騒ぐようなことをしている野党やマスコミなどの人間に、お前は中国が日本を責めるのと同じことを言っている。お前は中国から金をもらってそう言っている工作員まがいではないかと言い募って、お前は怪しいと責め立てたらどうなるか。言われたものは反論する。そうしたらあの時もこういうことがあったが怪しいと言い募る。何かまた反論したらあの時訪中して誰かに言い含められて帰って来たのではないか。怪しい。そうでないなら会談や折衝メモを公開しろ。出来ないのならやましいことがあるからだろうと際限なく責め立てる。野党やマスコミのある種の問題化や争点化はこういうことと同じような印象がある。
10月11日テレビ朝日での党首討論で日本維新の会・松井代表は森友・加計問題に関して、森友問題については検察の捜査が入っているのだからそれを見守る、加計問題については安倍首相が親友が計画していることで疑いを持たれたが安倍首相が親友であるからと慎重に距離を置いて対処してきたことが裏目に出ただけというような見解を述べていた。私も確証のない限りにおいてはそういう見方で収めるのがよいのではないかという気がしている。
補足: 安倍首相の失言癖
2018.10.05
森友・加計問題は安倍首相の自分がかかわっていたら首相も議員も辞めるという発言で野党の追及・攻撃に火をつけてしまった。そして国会審議はその問題で終始した感があった。最近見た情報では、ウラジオストックの極東経済フォーラムでプーチン大統領を前に領土交渉について軽口を言って、それなら無条件で今年中に平和条約締結しようとプーチンに言わしめてしまった。多分これで北方領土は帰ってこないことになってしまったかも知れないらしい。
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