|
|
5月30日のこと、農道からわが家へ下がる坂道で枝切りをしていて脚立から転落し怪我をした。ここ数年で道脇の木の枝が道にはみ出して来ていて、私は日ごろ気になっていたのだが、近所の家の人たちは幼稚園の送迎の車とか宅急便の車とか枝が邪魔になると思われるのだがあまり気にならないようなのである。わが家の小型乗用車でも道が狭くなったりして車体がすれることがあるのだが、その道を車が通ってくれるので助かっている家の中で誰もやってくれる気配がないから、もう後期高齢者になっている私が我慢しきれず出張ったわけである。
その前日か前々日に坂の途中の家が道の敷地側の縁の木を整理したのを見て、ここのところ遠ざかっていた坂道の枝切りに挑戦したわけである。途中の家は子どもがいて最近ちょろちょろしているときがある。そこで自分の敷地脇の崖の上の道の縁当たりの木を整理して、通行する車が敷地入口付近に子どもがいても見通せるようにしたものと思われる。そしてそれが私には裏目に出た。
私は坂の上の方から宅急便の車が余裕をもって通れる高さと道幅を確保しようと枝切りを始めた。途中やり始めたところで幼稚園の車がわが家の向かいの家の孫を迎えに来て通って行った。もしかしたらその車のひとが私が枝切りをやっているのを見て、向かいの家のひとに枝切りをしてくれて通りやすくなるとでも言ったのかも知れない。その車が坂を上って戻って行ったあと、しばらくして向かいの家のご主人が手伝おうと言って出て来たので、私はあとでしようと思っていた道の縁の草払いをしてくれるよう頼んだ。
私は枝を1m20cmくらいの脚立の上から二段目に乗って切っていたのだが、枝切りを続け坂の途中の家の敷地の反対側の高いハゼの枝を切っていたとき、切った枝が私の上に落ちてきそうになったのでかぶれてはいけないとよけた。そのときバランスを崩し私は半分飛び降り気味に脚立から転落した。道の縁で止まると踏んで私は腰を落とし尻から道に倒れたのだが、途中の家が枝切りをして枝がなくなっていたので、体を止める枝もつかむ枝もなく道脇で止まらずその先の崖の上に頭を先にして仰向けに背中で滑って行った。そして半回転して2mくらいの垂直な崖の下に落ちてしまった。崖の途中で回転して丸まった姿勢で落ちたらしく崖下の石垣の下端あたりに顔をこすり眼鏡が割れ下肢は地面を強打し四つん這いになって止まった。落ちたところが浄化槽か何かのコンクリの縁で、そこに右膝をぶつけたらしく膝頭あたりがぱっくりと割れたように切れてしまった。
医師のはなしでは傷は腱が見えるくらいだったようで8針縫ったということである。もう枝切りはしたくなかったのだが、今回もわが家の車のみならず大きな車が通りにくいのを見て気になっていたので枝切りをしてしまった。坂道通行で助かっている近所の家の私より若い誰かが自発的にやってくれると助かるのだが、こういうことに対する私の公共意識とみんなの意識が異なっているのかも知れない。近所で金を出し合って業者に作業依頼するのも一案だとは思っているのだが、問題意識を共有できていないと反発を食らうのが落ちだから黙っている。
補足: 坂道の縁の草払い_残り分
2017.06.18
私が怪我した日、向かいの家のひとが坂道の縁の草払いをしてくれたのだが自分の家の敷地に接する道の分だけだった。そのあとそれを見てか何日かして坂の途中の家も自分の家の敷地に接する道の分を草払いしてくれたようである。上の農道から坂の途中の家の間は草が残っていたままだったが、昨日と一昨日ちょっと離れた近所の人が本ページを読んでかどうか知らないが草払いしてくれた。そして本日は集落の農道草払いの日であるが、私は班長に連絡し怪我で欠席ということにしてもらった。また昨日まで私は医者に通っていたのだが、それも昨日で終わりになり本日から患部を風呂に入れてもよいことになった。
(関連記事)
屋久島生活の断片・日誌編:
No.259 道の枝切りのこと [2009(H21).01.26]
屋久島方丈記・日誌編:
No.144 農道からわが家へ下がる道の枝切り (2013.01.14)
No.469 坂道の枝切り_代替わりしてくれたよう (2018.07.09)
屋久島方丈記・偏見ご免のたわごと編:
No.69 道路環境の維持 (2011.09.19)
. |
|
|
|