ここ数年くらい農道から下って家に来る坂道の両側の木の枝を道幅に合わせて切る作業をしていない。宅急便などの大きな車が擦らないようにと1~2年ごとの冬の時期にやっていたのだが、年をとったか体力の衰えてきたようで億劫になって来て、最近は地面から手が届く範囲で自分の乗用車が擦りそうになっているところをその都度切って凌いでいる。近所の家では自分の敷地外のことなので、道は利用してもその使い勝手には気が回らないようで、道の枝切りなどを引き継いでくれる気配はない。
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一本の脚を短く切り脚長調節器具を取り付けた脚立 |
私は移住以来20年近く一人で道の枝切りをして来たのだが、上の方の枝は脚立に上って切る。2.7mの脚立に上って切るのだが地面が平坦でない坂道なのでぐらつくと倒れそうになる。それでもバランスをとって切っていたのだが、何年も前のことぐらついて脚立が傾いたので私は地面に飛び降りたつもりが、そのとき脚立が先に倒れその上に尻から落ちた。そして脚立の脚の一本が変形してしまった。
それ以降もその脚立を使いぐらつきに耐えながら道の枝切りをして来たのだが、ここ2年くらい自信がなくなって高い枝を切る気力が薄れた状態である。また脚立を運ぶのも億劫になったので脚立を使う高いところの枝切りはやめた。それでも脚立を使う作業をしないではない。家の敷地内の庭木や防風林の枝を整理したりするときに脚立を使う。敷地周りの地面もデコボコだから脚が変形した脚立では安定しないときがある。木片を一本の脚の下に挟んでぐらつかないようにして使っていたのだが、移動するたび隙間が違うのでなかなかピッタリぐらつかなくなることは少ない。
そこで脚長調節可能な脚立を買おうかと思ったが、高そうだし何個も脚立があっても無駄だから脚長調節器具がないかとネットで見ていたら、脚に取り付ける調節器具を見つけた。接地面が脚の下方に出っ張るのでそのままだと4個買わないといけない。そう思って4個買った。ところがそれを取り付けてみると1個1.5kgくらいあるから全部つけると重たくて移動に難儀する。そこで一本の脚を短く切ってそこに調節器具を1個だけつけるようにした。調節器具の接地面を地面に当たるように伸ばせば脚立はぐらつかなくなる。それで家周りの作業は楽になった。しかしそれでも道の枝切りをする意欲は戻って来ない。
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屋久島生活の断片・日誌編:
No.259 道の枝切りのこと [2009(H21).01.26]
屋久島方丈記・日誌編:
No.144 農道からわが家へ下がる道の枝切り (2013.01.14)
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