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  たわごと編: No.354  
  2016.07.18 鳥越俊太郎氏は都政のことに関心ないみたい  
 
  鳥越氏の立候補前の会見で判明したのは、鳥越俊太郎は都政のことを何も知らないということだったという見方がどこかの記事に出ていた。私は立候補届け出の14日夜の増田氏と小池氏と三人で出演したBSの番組を見ていたのだが、話題を国政がらみの話に持って行っては饒舌になるが、都政の課題についてはスローガンのようなはなしばかりのような印象だった。またこの人は始終うつむき加減で目をしっかり映されるのを避けているかのようだった。多分都知事選のあり方と江戸の敵を長崎で討つに似た自分の思いとの乖離で自信をもって胸を張れない心境がそうさせたのではないかという気がしたものである。以上および以下、BS番組を録画で翌15日に見た後での感想である。

鳥越氏は出馬理由などについて記者会見で、出馬は昨日決めた、公約はまだできてない、出馬を決めた理由は参院選、右傾化の流れを変えたい、都政と関係ないと言われるかもしれないが、東京は首都だからと言っている。また五輪経費や他立候補予定者との争点その他の都政課題に関する質問には知りませんと答えている。正直と言えばそうだが都政のことを何も知らないで立候補を表明したと白状していたわけである。

鳥越氏はジャーナリストとして知名度はあるが、自分で何事かをなしたことはないようである。取材という名で横から眺めて批判したり論評してきた口先だけのリベラルのようである。いまの鳥越氏がやっているようなことを他の人物がやっていたなら、かつての鳥越氏は都知事選の目的をはき違えている。また都政の課題について何も知らずただ別目的で都知事に立候補するなど以ての外だと非難していたのではないかと思われる。他人はしてはいけないが、自分はしてよいというのでは鳥越氏の正義が疑われるわけである。

立候補してから、住んで良し、働いて良し、環境に良い東京を実現すると演説しているらしいが、それはスローガンであって立候補者は皆そのためにといろいろ訴えているわけである。例えば住んでよしなら、そのために具体的に何をするのかを言えということである。知名度と都政の課題から乖離した自分の思いを隠したスローガンでは選挙戦を乗り切れない。多分これから具体的施策案が出て来ることが予想されるが、それは本人の発想によるものというよりは統一候補として支援している政党に操られて出てきたものと私は勘繰ることになるだろう。

そもそも都政の問題を少しでも改善して欲しいと都知事を選ぶのが本来であるのに、参議院選の反安倍野党共闘を都知事選に持ち込んだ政治センスがおかし気な野党4党とそれと軌を一にする出馬理由の統一候補の組み合わせなのだから、私はその理由を基盤にした都政なんて期待できないと思っている。知名度にだまされず鳥越氏に対し何の訳あって都知事にという本質的疑問があることを忘れないようにして、都民は投票に臨んで欲しいものである。


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