4月の下旬くらいから孵りたてか小さいヤスデがちらほら目につくようになった。朝布団をあげるときシーツの上を短い毛糸クズのようなものが動いているのがヤスデだったり、フローリングを歩いていて何か足裏に柔らかいものが当たった感じがするので見てみると1~2mmくらいの小さなヤスデを踏み潰す直前だったりするようになった。
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左: 上の茶色いのが薬、その下が小さいヤスデ、その下がムカデ
右: ヤスデ駆除剤(役場に申請すると無償支給される) |
そこでヤスデの家への侵入を防ぐため家のコンクリ基礎の周りに役場からもらったヤスデ駆除剤を撒いた。茶色の粉剤である。この粉剤は強風で吹き飛ばされるし雨で流されるので、そういうときには雨風がおさまったら撒き直してやる必要がある。この5月初めの連休にも前線通過で大雨が降ったから砂にまぶした成分粉は流されてしまったと思われる。
大雨の翌日どんな具合かとコンクリ基礎周りを見て回っていたら、基礎の縁そばの芝生上に大きなムカデがいるのを見つけた。サンダルで突っついてみたが動かないので死んでいるのが分かった。多分大雨でもと居た草むらから家の壁の隙間に逃げ込もうとして基礎のヤスデ駆除剤の上を通ったら、薬にやられ苦しくなって芝生の方に逃げそこで死んだのではないかと思われる。
役場からもらったヤスデ駆除剤(ヤスデガード粉剤)の袋には成分がフェノカルプを含む粉剤(PRTR・1種)で、適用害虫はヤスデ、ダンゴムシ、ムカデ、クロアリ、ワラジムシ、ハサミムシ、ヤマビルと表示されている。ムカデにも効果があるということである。
わが家ではヤスデが大量発生するようになる多分10年以上前のころには、夏季などに小さなクロアリが台所に行列して歩きまわりちょっと水切りの水受けプレートを動かさないでいるとその下に卵を生んでいたりと、アリに悩まされていたがヤスデ駆除剤を撒くようになってから出なくなっているのもその効果と思われる。
私が今回と同じくらいの大きさのムカデに寝ていて噛まれたのは、ヤスデが大量発生して問題になるずっと以前のことである。いまでも家の中に進入するムカデがいないではないが、これも長年の薬の効果か寝床やひとの動きまわるところに出て来る数は減りまた出て来ても動きは鈍く元気はなくなっているようである。
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屋久島生活の断片・日誌編:
No.154 寝床にムシのこと [2004(H16).10.11]
No.193 ヤスデの気配のこと [2006(H18).06.05]
No.511 黒い小さなアリ_理想的と謳う殺蟻剤の効果絶大 (2019.04.08)
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