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  たわごと編: No.334  
  2016.03.07 新党の党名募集とは情けない  
 
  民主・維新の新党党名募集というニュースを見て、私はすぐ民主党サイトののご意見・ご感想欄に即以下の様な書き込みを行った。

「党名募集はやめたほうが良いと思います。党名募集というはなしを聞いて、国民におもねるだけで自分たちで党名すら決められないのかというのが、私の印象です。これでは政策その他の論議でもまとまりを欠くのではないかと、新党に不安を持ってしまいます。」

これまで党名を決めかねているというニュースが流れていたが、結局自分たちで決められなかったようなのである。党名を募集しその結果を公開してその一番人気に決めるでもなく、公募するが公開はせず応募した党名案は党名決定の重要な参考材料にするだけらしい。党名検討チームに腹案があってそれをプッシュする材料に利用したいのかも知れない。

党名募集にあたって、新党協議会「党名検討チーム」はその理由を次のように言っている。「安倍政権に対抗する新たな野党第一党の結成に関する国民的な議論を喚起し、党名決定にあたって幅広い叡智を集めるため、新党の党名案を皆さんから募集する事を決めました。」

党名決定くんだりで国民の議論を換気し幅広い叡智を集めなくてはならないならば、政策その他政治的課題についてはもうどうしようもないくらい自分たちはダメだと白状しているようなものである。党の結党理念とか行動方針や原則を表すもののはずの党名を公募ということは、自分たちはそういうものは何も持っていない烏合の衆みたいなものだと言っているに等しいわけである。

烏合の衆でも個々にはそれなりに世の中の問題や悩みの中に政治課題を見つけることは出来る。ただ受け狙いで表面上の目についたことの指摘に終始する傾向になりがちである。その問題が置かれている全体構造を理解した上で、どうすれば改善できるのかというような建設的な提案を行えないで、政府・与党側の揚げ足取りに終始する。いまの民主党の印象はそういうことである。だから民主党は信頼されないないのだと思っていたが、今回の党名募集でその感がさらに強くなった気がする。

補足: 乱暴な言葉に反応する政治家やマスコミ
2016.03.10
「保育園落ちた、日本死ね」という乱暴な罵り言葉のブログに反応してマスコミが話題にし民主党の議員が国会で取り上げ保育園不足問題で政府を追求した。私は自分の憤懣をぶちまける汚い言葉の羅列には嫌悪感を感じる。普通の言葉で自分の問題意識を訴えれば良い。このブログは自分の子が落ちたから文句をつけているだけで、受かっていたらしないだろうにと思わせる自己中発言である。保育園不足は前々から問題になっていてここで浮上したものではないのに、こういう乱暴発言に反応してマスコミや政治家が騒ぐということは、マスコミや政治家が暴力的言辞で左右されるということを示している。その方が私には問題に見える。


(関連記事)
屋久島方丈記・偏見ご免のたわごと編:
  No.260  好きになれないやり方あるいは投票行動の背景  (2015.01.12)
  No.337  乱暴な言葉に反応する政治家やマスコミ  (2016.03.22)
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