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  たわごと編: No.337  
  2016.03.22 乱暴な言葉に反応する政治家やマスコミ  
 
  「保育園落ちた、日本死ね」というブログが話題になっているニュースや国会で取り上げられているのを見聞きして、「偏見ご免のたわごと編:No.334・新党の党名募集とは情けない(2016.03.07)」に本記事と同じタイトルで以下の様な補足をした。

補足: 乱暴な言葉に反応する政治家やマスコミ
2016.03.10
「保育園落ちた、日本死ね」という乱暴な罵り言葉のブログに反応してマスコミが話題にし民主党の議員が国会で取り上げ保育園不足問題で政府を追求した。私は自分の憤懣をぶちまける汚い言葉の羅列には嫌悪感を感じる。普通の言葉で自分の問題意識を訴えれば良い。このブログは自分の子が落ちたから文句をつけているだけで、受かっていたらしないだろうにと思わせる自己中発言である。保育園不足は前々から問題になっていてここで浮上したものではないのに、こういう乱暴発言に反応してマスコミや政治家が騒ぐということは、マスコミや政治家が暴力的言辞で左右されるということを示している。その方が私には問題に見える。(以上 No.334の補足記事)

屋久島でもかつて二町合併が論議されていたころ、関連する意見交換の掲示板などに自分の意見と異なることが書き込まれていたりすると、汚い感情的な罵り言葉の非難・反論投稿があったりして、私は自分の意見だけが正しいと思っているなら議論に参加することはない、自分で主張サイトを立ち上げたらどうかと思ったものである。そういう思いは別として、そういう乱暴な言葉については嫌悪感を持ったしそういう言葉を発するものの言い分に耳を傾けるひとは少なかろうとも思ったのである。しかしその後だいぶ経った何年か前に乱暴な汚い言葉で書いた当地関連ブログが出ているのを見かけたが、そのときまでそれがどれくらい続いていたのか知らないが、そういう言葉遣いにも共感して購読するひとがいるのだと思ったものである。

そして今回である。「保育園落ちた、日本死ね」ブログ記事の汚く乱暴な言葉遣いにマスコミや政治家が反応して取り上げたのである。多分件のブログ匿名筆者は常には汚く乱暴な言葉遣いをする無教養なひとではないと思われるのだが、暴力的表現をしなければ世の中に訴えられないと考えてしたのならば悲しいことである。暴力を否定し平和を求めるのに暴力を持ってするが如き矛盾がある。そしてマスコミや政治家にも同様の矛盾があるわけである。またそういう言葉遣いに反応あるいは共感して示威的行動に出る大勢のひともいたわけである。

以前から問題に気づいていながら汚い乱暴な言葉があって動き出すマスコミや政治家、そして以前から問題を自分のものにしていた大勢のひと、それぞれがそれまでにもっとやるべきことがあったのに、他人(自治体や国を含む)まかせで自分の都合が悪くなったり誰かに煽られると他人を非難するのに私は違和感がある。それにしても教養高きマスコミや政治家でも汚く乱暴な言葉遣いに共感あるいは反応するのだから、そういう言葉遣いの効用を信じ投稿したりブログを書いたりするひとがなくならないのかも知れないと思ったことである。

(関連記事)
屋久島方丈記・偏見ご免のたわごと編:
  No.334  新党の党名募集とは情けない  (2016.03.07)
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