3月15日に仕掛け始めたスズメバチトラップだが、7月12日にヒメスズメバチが1頭掛かってから以降掛からない日が続いている。4月にはオオスズメバチとコガタスズメバチで19頭、5月はオオスズメバチとコガタスズメバチとヒメスズメバチで71頭と例年に近い掛かり方だったが、6月はコガタスズメバチとヒメスズメバチが48頭と少なめになって来た。そして7月はヒメスズメバチ5頭でその後ずっと掛からない。6~7月は例年産卵時期のためか少なくなるのだが、その後働き蜂の活動が活発化してくると言われている8月になっても今年は1頭も掛からななかった。
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(7月半ばから誘引液の交換をするだけでスズメバチは掛からない) |
なんでかと考えるに、思い当たるのは台風と雨の影響かということである。例年11月には掛かっていたが、昨年は掛からなかった。昨年・2014年は台風16号が接近し屋久島では9月23日朝に記録的短時間大雨情報が出て1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられた。10月5日には大型で強い台風18号が屋久島に接近し通過した。約2900戸が停電、特に私の住む屋久島南部はかなりの強風で影響が出た。10月半ばの台風19号は屋久島を直撃し暴風域に入った。スズメバチの巣もこれらの影響で被害を受け11月にはスズメバチが掛からず10月で終わったのではないかという気がしている。
そして越冬したスズメバチも少なくなったか、今年・2015年はトラップでの捕獲数はやや低調に推移しているような印象を持っていた。6月は晴れた日が3日程度しかなく7月に入ってからも雨続きで7月17日に梅雨明けが発表されたが、7月21日屋久島は50年に一度の記録的な大雨、7月26日未明には台風12号が屋久島の西を通過と雨と台風に見舞われた。その影響でスズメバチの巣にも被害が出たか7月半ばからわが家ではトラップにスズメバチが掛からないようになったのではないかいう気がしている。
トラップは掛る掛からないにかかわらず、誘引液が小虫で汚れたり分離し始めたりしたら新しい液に交換することを繰り返して二ヶ月半くらい経過した。これからいくらか掛るのかあるいはこのまま全くかからないのか予想がつかないが、来年もやはりトラップでの捕獲数は低調に推移するのではないかと思われる。ニュースでは今年もスズメバチ退治のはなしが何回かあったし、北九州ではツマアカスズメバチの本土初上陸を確認したとか、スズメバチが話題にあがっている。しかし屋久島南部のわが家の周辺ではスズメバチが出なくなっている。台風や雨の影響でなければなぜなのかと気になっているところである。
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