ハーモニカで老化防止出来るかどうかはまだ結果が出るほどではないが、毎日ハーモニカを練習することが習慣化しつつある。楽譜を見つつ吹くのだが、知っている曲の場合はなんとなく曲らしくなっても、知らない曲は音符の音の高低が自分の頭のなかで再現できず吹く穴を探っては音を出してどんなメロディーなのか一応イメージするまでが一苦労である。私はそれほど音痴で音感が悪いのである。
妻がそれを見かねてキーボードなら音符と対応するキーを押せばその音程の音が出るのだから、音符と音を対応させてイメージしやすかろうということで、手軽なキーボードを探して買ってくれた。楽譜でわかりにくかったところをこのキーボードで音を出して曲のメロディーの感じをつかむわけである。
しかしながら、これでも結構苦労するのである。ハーモニカの場合は楽譜を見ながら吹くのだが、私の場合キーボードでは楽譜を憶えて、その後キーを見ながらそれを押さなければならない。そして一小節くらい憶えるのも手間取るのである。なかなか有効活用とは行かない。可能ならCDとか何度も聴いて自分で曲をなぞられるようになったらよいのかも知れない。
ところでハーモニカに付属していた楽譜は、学校の音楽の授業で習ったような曲が多い。入門用楽譜だからと思うが、初心者はやはり知っている曲でないと吹きにくいからそうなっているのかもしれない。私はほとんどは自分の興味のないつまり吹きたいという気が起こらないそういう曲を練習用だからと思って今は吹いている。本当はそういうむかし身体に染み込んだ曲ではなく、あるときどこかで聴いてその良い曲という印象は残っているがまだ自分の中でうまく奏でられないつまりよく知らない曲とか他の楽譜集のなかに吹きたい曲を見つけて吹きたいと思っている。志だけは一人前なのである。
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屋久島方丈記・日誌編:
No.211 ハーモニカで老化を防止できるか (2014.03.03)
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