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  日誌編: No.483  
  2018.10.08  ハーモニカからEWIへそして顎関節症  
 
 
昨年11月ころ風邪を引いて、その気が抜けるまで一ヶ月くらいかかった。その間ハーモニカを吹くことを止めていた。そして風邪が治って初めてハーモニカを吹いたとき、ふとハーモニカの衛生面が気になった。吹いた後振って唾を振り飛ばすし、口が触る部分は吹いた後毎回クリーナーをスプレーし拭いているが、リードやバルブのある音を出す部分は掃除のときカバーを外しごみを取るだけで洗えない。バルブが薄い皮製らしく洗ってはいけないと言われている。

ハーモニカの注意としては、吹く前に必ずうがいをする、落とさない、洗うのは止める、故意に分解しない、ハーモニカのリードには手を触れない、カバーを開けた場合止めネジの締め具合にご注意する、というのがあるがそれは守っている。ただしあまり頻度はないがリードやバルブのごみ除去にはハーモニカ本にある手入れ方法を守って楊枝の先端でやってはいる。だから音が出る本体構造の内部は掃除も出来ず全くどうなるのかよく分からない。ハーモニカは吹くと言うが半分は吸うわけである。そこでひと月吹かずにいて再開したときその衛生面が気になって来てしまったわけである。

左が Akai EWI4000s   右が Aerophone GO

そこで私は短絡的に吹くだけなら問題ないだろうと思ってしまった。口が触る部分が洗えて吹くだけ、そして私は楽譜を見ては楽器を見て演奏するということが出来ないので、楽譜を見ながら指を見ないで演奏できる手ごろな楽器がないかと探して見た。そこで見つけたのがEWIである。早速購入した。EWIはサキソフォンの演奏スタイルの延長にあるウィンドシンセサイザーである。吹けば簡単に音が出る。キーはタッチセンサーなので触れるだけでよいのだが、押すというほどの力が要らないから押す指以外の指が意図しないキーに触ってしまうとピロピロ変な音がしてしまう。私はサキソフォンのような経験がないからかうまく節度感を持って指の上げ下げが出来ないからと思われる。

そこでまた私は短絡的にキーが物理的に押されて感知するウィンドシンセサイザーなら押す気のないキーに他の指が触っても音は出ないはずと思って、そういうウィンドシンセサイザーを探して見たらAerophoneというのがあったが、値が張るので二の足を踏んでいた。そうこうしているうちにAerophoneGOというグレードの低い初心者向けらしいのが発売されたので購入した。押さなければ音が出ないのは思った通りだが、3オクターブしかないので使い勝手は限られる。そこでこれはEWIでピロピロ変な音がしないように押す指の力を入れたら他の指は跳ね上げておく指の節度感の練習に使うことにした。

AerophoneGOは比較的軽いので指は動かしやすい。EWIは比較的重いので支えるのに意識が行って押す指以外がおろそかになっていたからかも知れないが、AerophoneGOで指の節度感がうまく出るようになればEWIで押したいキーを軽く触っても他の指がキーに触らないようになるだろうと思ってのことである。

そこでAerophoneGOとEWIを交互に吹くことを連日やっていたら、ある日突然ものを食べるとき噛むと奥歯や顎関節あたりが痛くなって食べるのにも苦労することになった。歯医者では歯に異常なし。耳鼻科でも異常なし。ふた月に一回は高血圧で医者に行っているので心臓も問題ないと思われるので、顎関節症のようである。多分EWIが比較的重いので支える歯にも負荷が大きかったのかも知れない。私はかみ合わせがきつくその兆候は以前からあったのが、ここで顕著に顎関節症となって出たようである。ひと月くらい練習を止めたら痛みが薄らいだ。それでまた練習したらすぐ痛くなったので、いまは痛くなくなってもいつ再開したらよいかと思案中である。


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