My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編: No.161  
  2013.04.29  いつものそして今年初めての春の景色  
 
 
まずはいつもの景色のひとつ、スズメバチが出始めたことである。3月の8日にトラップを仕掛けたのだが、今年は3月29日にコガタスズメバチが2頭掛かり、4月1日にオオスズメバチ1頭が掛かった。今の時期越冬した女王バチだと思われる。昨年、一昨年より半月早い出始めである。寒い日もあるが平均気温としては昨年、一昨年より暖かくなる傾向にあるのかもしれない。

トラップに掛かったオオスズメバチ 取り出したオオスズメバチ

コガタスズメバチはトラップに掛かったら数時間で液に溺れたように死ぬみたいだが、オオスズメバチはなかなか死なない。初めのころは飛び上がろうとしてか翅を動かし液を跳ね飛ばしているがそのうち泳いでいるみたいな感じでもがくだけになる。午前中に掛かったものが夕方暗くなりかけ雨戸を閉めるときに見に行っても動いていることがある。その耐久力を見ては刺されたら怖いとあらためて思ったりする。

もう一ついつもの景色だが、竹林の景色である。竹は春に色づき葉を落とす。それは知っているから特に珍しく思うことはないのだが今回散歩の途中、日に照らされて輝くように見えた。金色とはいかないが、周囲の林の新緑との対比で印象に残った。あらためて竹の秋という言葉を思い出して見ていたわけである。

色づいた竹林 花が咲いたデンドロビウム

そして今年初めてのわが家の景色である。わが家にはデンドロビウムはなかった。散歩中たまたま他所の家で庭木に着生したデンドロビウムに花が咲いているのを見て、わが家でもやってみたいと思ってそういうことを友人への便りに書いたら、その友人からデンドロビウムの株がいくつも送られてきた。着生を試みている株にも花目が出てきているが、貰らったまま木に固定しておいた鉢の株には立派な花が咲いた。移住してきて以来今年が初めての景色になるわけだが、存在感がある花である。


(補足) 桜が満開
桜の名所、弘前城の桜がこのゴールデンウィークが見頃だというニュースがあった。暖かい屋久島で私の散歩する道沿いでも今満開の桜が見られる。青森県弘前市ととっくに桜前線が通過したと思われる鹿児島県屋久島の南部で同じ時期に桜が咲くこともあるようである。当地の今シーズンの寒暖の変化の仕方で咲くトリガーが今の時期働いたのかも知れない。

満開の桜 逆光に輝いている同じ桜


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