|
|
わが家に庭にはタンカンの木が一本植えてある。植えたのは移住してきた年だったと思う。実を食うのが目的ではなく、冬に庭の景色が寂しいだろうから黄色い実の彩りがあればと思って植えたものである。
初めて実がなったのは植えて14年目の2008年で2個採れた。その翌年2009年は40個くらい採れた。そのあとは記憶や記録に無いので多分そんなに採れなかったのだと思われる。そして18年目の今年2012年は11個なった。その中の他に比べて小さい1個を残して10個採った。採った10個はいままでと違ってかなり重量感がある。今年は今までと違って下を通って頭をぶつけたときにずっしりと重い感じでゴンと来た。
|
|
採ったタンカン(ものさしは30cm) |
1個実を残したタンカンの木 |
40個くらい採れて以来、今年も数としては少ないままの年なのだが、重量感だけは今までになく大きいのは今年は当たり年だったりして、強風で花あるいは小さな実のとき吹き飛ばされても残った実が充実して成長したのではないかと思ったりしている。当たり年外れ年がどういうめぐり合わせで来るのか知らないが、わが家では花の咲くころなど風が強く当たるときがあって、花をいっぱいつけたと思っても飛び散ってしまって実になるときには少なくなっていたこともあるし、小さな実になり始めたと思っていたらそのあとの強風で実が飛ばされて少なくなっていたこともあって、40個採れた年以降あまり多くはならないことが続いていて当たり外れは定かでない。
もしかすると景色としてあるだけのタンカンの木だから手入れもせず肥料もやらないのが定かでない原因かも知れない。そしてそれでも今年重量感を持って大きく成長したのは昨年雨が多い感じがしたから吸い上げる水分が多かったということかも知れない。これまでの年は甘さが増すだろうと3月に採っていたのだが、味に苦味が混じっている感じであまり食べる気はしなかった。今年は2月上旬の地元のハサミ入れに合わせて採ったのだがみずみずしくそれなりの落ち着いた甘さがあって、わが家で妻と二人毎日一個を半分ずつデザートとして食べて10日くらい楽しんだ。
(関連記事)
屋久島生活の断片・日誌編:
No.237 初めての黄色い実のこと [2008(H20).03.10]
No.263 黄色い実のこと [2009(H21).03.23]
.
|
|
|
|