他にもそういう気で植えたものに、キンカン一本、ユズ一本もある。これらも花が咲き1cmもない実の出来はじめみたいな状態にはなるのだが、そのうち落ちてしまい生長しない。一本だけだと受粉にうまくないのか、あるいは庭木には一切肥料をやらないからなのか実は生長しないのである。
私は肥料をやらない方針で庭木を植えている。当地で自然に育つに任せる方針で植えて育たないものはあきらめる。だからほとんどは当地に自生している類の木が庭木である。繁りすぎてうるさくなったら枝切りをしたりはするが、しょっちゅう手間をかけるのは面倒くさい質だからそういう方針にしている。それでもグァバはすぐ実がなった。しかし柑橘類はなかなか実がならない。ならぬならなるまで待とうタンカン・キンカンそしてユズの境地である。そして昨年実を付けたタンカンが初めて2個だが黄色くなり採れるようになったというわけである。