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今年は3月19日に初めてオオスズメバチを見かけ捕獲してから7月末までに、オオスズメバチ女王111、同働きバチ13(5月12日出始め)、コガタスズメバチ393(4月1日出始め)、ヒメスズメバチ25(5月26日出始め)を捕獲した。昨年同様今年も大方は6月末までに捕獲している。働きバチはオオスズメバチ以外よく分らない。オオスズメバチは大きさが極端に違うので出始めが分ったが他の種類の数には働きバチが混じっているかもしれない。
(写真): 5月に見つけたコガタスズメバチの初めての巣
(女王蜂が越冬から覚めてこの巣を作り初めての働き蜂を産み、その働き蜂が生まれてから今度は本格的なボール型の巣を作るらしい。)
昨年は5月半ばに捕獲を始めてその後女王蜂が産卵に勤しむためか一旦ほとんど出なくなる7月末までに、オオスズメバチ女王46、同働きバチ17、コガタスズメバチ90、ヒメスズメバチ34を捕獲した。昨年はほぼ出揃ってから捕獲を始めたようで出始める順は分らなかったが、今年はオオスズメバチ、コガタスズメバチ、ヒメスズメバチの順であることがよく分った。
同期間の今年の数は、5月10日までに捕獲した分を除いてみるとオオスズメバチ女王54(昨年46)、同働きバチ13(昨年17)、コガタスズメバチ298(昨年90)、ヒメスズメバチ25(昨年34)である。今年はコガタスズメバチが多い。そして今年の5月10日までの捕獲数はオオスズメバチ女王57、コガタスズメバチ95である。昨年はその期間相当分のかなりの数を捕り逃しているようである。
我が家の近辺にやってくるスズメバチを一旦出なくなるまでに大方捕獲したと仮定して昨年捕獲数で試みた営巣密度とか行動半径の考察(2009.06.29屋久島生活の断片・日誌編:No.271参照)は破綻したようである。今年の状況を見ると昨年仮定した数は実際よりかなり少なめだったと思われる。
(関連記事)
屋久島生活の断片・日誌編
No.271 スズメバチトラップのこと(2)[2009(H21).06.29]
No.291 スズメバチ出始めのこと [2010(H22).04.12]
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