屋久島生活の断片・日誌編
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No.242  シドティ上陸場所のこと  H20.05.05)

「No.241・マリア岳のこと(2)」(これも本日の記事)は、屋久島の小島にあるカトリックの教会・シドティのサンタ・マリア教会のイタリア人神父がモッチョム岳のとなりにキリストをやさしく抱く姿のマリア岳が見えると言っていた山のはなしである。その教会の名にもあるシドティ絡みのことである。

日本に潜入しようとし捕らえられた宣教師シドティ(あるいはシドッチ)から新井白石が西洋事情を聴取したはなしは有名である。そしてそのシドティの日本上陸地が屋久島の小島の海岸である。小島のヤマノセ(山の瀬)という有名な釣り場の入り口あたりの高台にシドティ上陸記念碑がある。それより少し手前に教会が建っている。地元の人の話では本当の上陸地からは離れているが景色的にこの場所の方が良いので上陸記念碑をここに建てたようである。観光的にという意図もあるかも知れない。

「No.241・マリア岳のこと(2)」 でシドティという名を出したのを機会に、本日2008年(平成20年)5月5日シドティの本当の上陸場所といわれている場所の写真を撮りに行った。撮影場所はこれも釣り場として有名なウラサキ(浦崎)の入り口の高台である。

 シドティ上陸場所:
  右の四角の中に十字架の印がある
    (下に拡大写真)

 左の四角の中は「補足1」関連
         (「補足1」に拡大写真)

 遠くに見える建物は尾之間のJRホテル

 そのすぐ下に写っている緑の場所が
   上陸記念碑と教会のある小島の高台

 手前に写っている白い十字架の印が
    本当の上陸場所


補足1: 転落事故のこと

上陸場所の写真を撮っていたら前夜から行方不明になっていた人が崖から転落しているのが発見されたところに遭遇した。上の写真の四角の上辺当たり(TVニュースによると高さ50mくらい)から転落したらしい。

 青いのは捜索の人
 その右に転落した人が見える


補足2: 県道に看板のこと  (H20.10.30)

県道のバス停・恋泊の海側の横道入り口付近に上陸場所案内看板が設置されているのを昨日発見した。その経緯や理由は聞こえて来ないが、この時期になってなぜ看板が立つほどに上陸場所が注目され始めたのか気になることである。

 H20.11.22追記
 23日にシドッチ神父上陸記念祭(300周年
 記念)が小島の上陸記念碑前で行われる
 そうで、看板はその関連のようである。

No.24 マリア岳のこと (1) (H12.10.15)
No.241  マリア岳のこと(2)  (H20.05.05)


 
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