「No.241・マリア岳のこと(2)」(これも本日の記事)は、屋久島の小島にあるカトリックの教会・シドティのサンタ・マリア教会のイタリア人神父がモッチョム岳のとなりにキリストをやさしく抱く姿のマリア岳が見えると言っていた山のはなしである。その教会の名にもあるシドティ絡みのことである。
日本に潜入しようとし捕らえられた宣教師シドティ(あるいはシドッチ)から新井白石が西洋事情を聴取したはなしは有名である。そしてそのシドティの日本上陸地が屋久島の小島の海岸である。小島のヤマノセ(山の瀬)という有名な釣り場の入り口あたりの高台にシドティ上陸記念碑がある。それより少し手前に教会が建っている。地元の人の話では本当の上陸地からは離れているが景色的にこの場所の方が良いので上陸記念碑をここに建てたようである。観光的にという意図もあるかも知れない。
「No.241・マリア岳のこと(2)」
でシドティという名を出したのを機会に、本日2008年(平成20年)5月5日シドティの本当の上陸場所といわれている場所の写真を撮りに行った。撮影場所はこれも釣り場として有名なウラサキ(浦崎)の入り口の高台である。