屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.174 PCのこと(2) H17.05.09)

だいぶ前のこと、コードレスのKB・マウスを使い始めたときのことである。突然マウスポインターが動かなくなった。コネクトボタンを押しても回復しない。マウスのスイッチを切ろうと左右の指で長押ししてもスイッチが切れない。マウスの電池表示はグリーンで正常を示している。リセットできるかとマウスの電池を外して再挿入したら復旧した。

その次はマウスのポインターは動くのだが、突然クリックを受け付けなくなってしまった。マウスのスイッチも切れない。KBもきかない。もちろんマウスの電源表示は正常を示している。電池の取り外し取り付けでも復旧しない。PCの電源スイッチで再起動しても状況が変わらない。ログイン画面でにっちもさっちも行かなくなってしまった。

そこでPCメーカーのサポートに電話して、子機を使いながら復旧対応をする。いろいろやっているうちに長い時間がたって子機の電池が切れてしまった。そこで今度は親機で話をしてはPCのところに行って操作の繰り返しである。

そうこうしているうちに、指示に従い何回目くらいかの何かしているときに突然クリックを受け付けるようになった。なぜ復旧したのかよく分からない。サポートの人も対策としてこうしてくれと言えないが、電池を交換して様子を見てくれということである。だがその後電池を交換してしばらくして、またポインターが動かない。電池取り外し取り付けで復旧したものの、不具合の種は解決されていない。

コードレスのKB・マウスに嫌気が差してしまったので、コードつきに交換してくれとメーカーにクレームを付けたのだが一旦売ったものは交換しない。新しく買えということである。その後時間はかかったが、PCの基本要素が不作動になるのはとんでもないことだと頑張って、最後は交換してもらえることになった。

その後も何回も、電池取り外し取り付けで悩まされながら、交換品の到着を待ったのだが、その間に考えたことである。

PCの基本的操作機器が動かなくなるのはご免であるが、これは稀なことである。ハングアップの方が結構な頻度で発生する。タスクの終了やシステムの復元で直るものはよいが、簡単にいかない場合は困る。PCが動かないときは電話サポートするしかないのだが、なかなか出ないし、24時間サポートでもなく土日は時間制約が厳しい。また再インストールはユーザーの負担が大きい。Windowsその他のアップデートとか設定の復旧に手間取り、データを失うこともある。即復旧の機能を備える製品コンセプトになぜしないのかと思ってしまう。

不具合対応や設定を工夫するためにPCを使っているわけではない。そろそろPCもそういう負担のない領域を目指して欲しい。ユーザーに注文をつけないような設計思想に転換して欲しいものである。システム回復について言えば、PCメーカーは復旧をファームウェア化して、スイッチポンでWindowsのみならず追加ソフトやハードのアップデート分まで含めた最新正常状態を復旧できるようにしてもらいたいものである。それで1万円や2万円高くなってもかまわない。

PCの対策はしばらく時間がかかるというならば、PCメーカーは活字マニュアルを不具合復旧対応法主体のものに変えたほうがよい。私の経験では今回のことを別とすればハードの不具合は極めて少ない。ハングアップしたときの対応手順を種類ごとにステップを詳しく説明表示したマニュアルを作ってもらいたい。PCメーカーは長い間サポートをしてきたのだからデータは蓄積されているはずである。PCが使えない状態で役立つ活字マニュアルが無いのも困るのである。

No.173 PCのこと(1) (H17.04.18)
No.291 PCトラブルのこと  (H20.12.15)


 
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