屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.173 PCのこと(1) H17.04.18)

パソコンを使っていてハングアップして往生することがある。ユーザーに注文の多い回復手段の情報(ヘルプ)でもそんなときにこそ見たいものである。しかしそれはPCが動いていないと見られない、おかしなシステムになっている。そこで素人の私などは再インストールに飛びつく。それだけはPCの活字マニュアルにやり方が出ているからである。

今までに2回ほどハングアップして、どうしようもなく土曜の夜から日曜にかけて再インストールをしてくたびれたことがある。それに懲りて最近市販の簡単と宣伝のバックアップソフトを購入し、システムドライブをブータブルDVDにして、不具合に備えることにした。

システムドライブをバックアップしブータブルDVDから起動するか確かめようとしたら起動しない。ウイザードに従って検査も含めバックアップした。それが動作しない、すぐHDDから起動してしまう。PCメーカーのリカバリCDでは起動するのに、自分が作成したブータブルDVDでは起動しない。ブータブルCDも作成してみたが、それでも起動しない。

時代の流れかFDDを標準装備していないスリムタワーPCなのでその影響かと、PCメーカーに問い合わせると、PC側として原因になりそうな情報もくれず、バックアップソフト側に問題があるのだからソフトメーカーに聞けと言うばかりである。リカバリCDが起動するのだからPC側に問題は無いとの一点張りである。しかし、私はFDDを標準装備していないPCに原因があると疑っている。

いわゆるFDD標準装備のタワーPCでは問題なく起動するのにFDDを標準装備していないスリムタワーPCで起動しないのだから、たぶんスリムタワーPCで起動させるには何をどうせよという変更点があるはずである。その情報をくれと言ってもPCメーカーのサポートはソフトメーカーに聞けとの一点張りである。

自社の特定PCで起動しない市販ソフトがあれば、ユーザーサポートは自社PC側として原因になりそうな情報を提供すべきである。ソフトメーカーにPC側の情報を与えず対策させようというのはいかがなものかと思われる。ソフトメーカーがいろいろ条件を想定してテストを繰り返しCDでだけは起動するようになったが、DVDからは起動しない。

Windows-XPになって、起動ディスクがなくても再インストールできるようになった。だからFDDなしのPCが出回るようになったらしい。しかしCDあるいはDVDから起動しないことが発生するのでは脱FDDコンセプトは失敗である。Windows-XPもまだ起動ディスクはFDだけでしかサポートしていないというところも、仏作って魂入れずという感じでバランスが取れていない。

そこでマイクロソフトのフィードバックページに、「CDおよびDVDの標準起動イメージを規定し、それで起動しないPCはWindows-PCではない、それを組み込んでいないライティングなどのソフトはWindows対応ではないと宣言し、責任転嫁できない環境を作れ。」と書き込んだ。唯一の外部からの起動用装置である内蔵CD/DVD装置から起動しないこともあるPCシステムが出回らないようにして欲しいものである。

No.174 PCのこと(2) (H17.05.09)
No.291 PCトラブルのこと  (H20.12.15)


 
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