My logbook : 屋久島暮らし残照録  
  Home > 目次 > 記事  
  偏見ご免のたわごと編:  No.092
アメリカ撤退のアフガニスタン_タリバンが制圧 2021.08.23
  以下、アメリカ撤退の動きを受けタリバンが攻勢を強めアフガニスタンを制圧したという報道を知って、素人の私の頭に浮かんだ感想である。私にはアフガニスタンは日本の戦国時代に似ているというどこかで見た情報が印象に残っており、そういう先入観がある。

そういう見方からのハチャメチャな感想なのだが、アフガニスタンに徳川家康が出て江戸時代が始まるのはいつのことか、タリバンが徳川家康でここから平和な江戸時代が始まるならばそれでよいと思って見るしかないような気がするわけである。

私はアフガニスタンについての知識はほとんどないが、いままで大国をあてにした立国の試みは失敗しているように見受けられる。自分たちだけで自分たち皆が納得し服従する国家支配体制を確立しないことには、いつまで経ってもまとまって安定した国家にならないような気がする。

イギリス、ソ連、アメリカとアフガニスタンに手を出した国は、アフガニスタンの平和構築が出来ず手を引く破目になっているわけである。外から国家統一させようと支援してもアフガニスタン自体が皆が納得するアフガニスタンの在り方に収れんするまでは無理な気がする。多分アフガニスタンの社会風土があってそれに根付かない統一は長持ちしないと思われる。

そう思うから、どういう勢力か知らないがアフガニスタンの徳川家康が出て来てアフガニスタンの江戸時代を始めるまでは、アフガニスタンのやりたいようにやってもらうしかないのではないかという気がしているわけである。今回のタリバンについて、徳川家康に成り得るのかどうかと思いながら見ているが、いままでの印象からは統一支配には問題が出て来そうな気がしている。

今後別の大国が自分たちに従属してくれることを期待して支援しても、多分結局は失敗して手を引くことになるという気がする。またタリバン支配がいつまで続くか知らないが、むかしと違って誰でもインターネットで周辺や世界と情報のやり取りが可能な時代に支配者もむかし通りというわけには行かないだろうから、アフガニスタン自身納得の選択でいずれそれなりのかたちに落ち着いて来る。そう思って待つのがよい気がしている。


補足1: テレビで荒れた景色を見るだけ_実際どうなっているかと素朴な疑問
テレビでしかアフガニスタンの景色を見ることはないのだが、国民は生活しているんだから食料生産もそれなりにあって耕作地も整備されているのではないかと思われるが、どうなっているのだろうか。西部劇を見ながら牛の牧場以外の食料になるものを生産している場所が見当たらず耕作地などどこにあるのかと不思議に思っているときと同じ感じがしたものである。
またNPOが井戸を掘ったり、中村医師が水路を建設している景色を見たときには、なぜアフガニスタンのひとは飲み水や畑の水が不足していたらそれを解決しようと自分たちでそれをやって来なかったのかと不思議に思ったものである。

補足2: アメリカ軍撤退_日本でもあり得る事態と考えておく
台湾や韓国ではアフガニスタンからの米軍撤退に動揺しているらしい。台湾では自国が戦わない限りアメリカは台湾を守るため戦ってくれないから自国の軍事力と防衛意思の強化を図っていかなければという話になっているらしいが、韓国ではそういう話の一方でアメリカと手を切って北朝鮮と組むべしというような話も出ているようである。
米軍駐留もしていてアメリカに守られている日本で、自ら戦う意思のない国はアメリカが守ってくれないことに成り得るということが分かったアフガニスタンからの米軍撤退に、政府や政治家などからのコメントがないみたいで周辺や世界の情勢をどう考えているのか気になるところである。

. 
 
  back