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  偏見ご免のたわごと編:  No.062
コントラクトブリッジ_頭のトレーニングによいとか 2021.03.08
  2月18日に見たある新聞の文化欄に「サマセット・モームが人間の知力が考え出した最も面白く、最も知的なゲーム」という書き出しで始まるコントラクトブリッジの記事が出ていた。その内容は競技者・研究者でもあり普及活動にも携わって来た女性の自身による活動紹介記事だったが、私は何十年も前ある職場でブリッジをする上司がまわりの人間を誘って昼休みにゲームをする仲間に短い期間だったが加わっていたことがある。

その記事の出る前の今年になってのことだが、私は楽器やホームページ作成の他に何か頭のトレーニングに良いものはないかと思って探していた。そしてネットで高齢者の頭のトレーニングにブリッジもよいという記事があったので、何十年かぶりにまたやってみようかという気になった。

だが私はひととやって勝ち負けを競うのはあまり好きでない、というかひとに負けるという気分が嫌なので、コンピューターゲームでならよいかとネットで無料ソフトがないか探してみた。そして見つけた中からまずはと入門書ソフトからやり始めていた。それからひと月も経たないところでその新聞記事を見かけたわけである。

将棋や囲碁そして麻雀も頭のトレーニングによいと言われているようである。むかし住んでいた隣家のもう亡くなってしまった奥さんは囲碁教室に行っていたし、妻の友人はいま麻雀教室に行っているということである。私はどれもただどういうものか体験する感じでしか対面・対人でやったことはない。ひとと勝ち負けを競うというかひとに負けるのが嫌な性格なので本気でやれないからである。

勝負の追及や相手の心を読もうとする心理面を除いての私のささやかなその体験と知識で思うに、囲碁や将棋は定石や棋譜を記憶しそれを引き出す力が必要なようである。ブリッジも定石みたいなものを憶えないといけないが大体は配られた手札とトリックで出された札の記憶が大きな割合を占めている感じである。前者ではかなり以前からいままでの記憶力、ブリッジではその場での記憶力の必要割合が大きいみたいである。

そして高齢者の場合、後者の記憶力が生活に欠かせないようだから、将棋や囲碁よりはブリッジの方がその場での記憶を競う面で高齢者の頭のトレーニングには向いているかも知れない。そういう意味では麻雀も向いていると思われる。ただ私のようなコンピューター相手でしかやる気のない人間に効果があるかどうか分からない。


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