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  日誌編: No.576  
  2020.03.30  13年くらい前に造成された土手_崩れやしないかと  
 
 
何年前からかはっきり言えないが大分前からわが家の西側の里道の向こう側の土手の下が抉れてきているのが気になっていた。下部はむかしからある土盛りでその上に石垣が13年くらい前に積まれその上にまた土盛りされてわが家の西側の丘の上の土地に行く通路を造成した際に造られた土手である。昨年にはわが集落の区長にも見てもらっているところである。

その土手の石垣の下部が、その下の土盛り部が抉れたためかあるいは土手の上の土盛り部に自然に生えて成長した木の根が悪さしているのかあるいはその両方のためか分からないが、道側にせり出して来ているのに最近気づいた。2000年ころわが家の西側の丘の上に立つ家の里道から上がる通路の石垣が大雨のあと崩れたことがある。今度は何かが切っ掛けでその土手の石垣の大きな岩がわが家の方へ崩れて来たら危ないと怖くなった。

13年前くらい造成工事開始のころ
(赤線がもともとの土手の高さ
造成された土手
(赤線より上が積み上げられた)
土手と通路完成直後の状況
(赤線がもともとの土手の高さ)
現在の土手と通路の状況
   
土手のもともとの高さ付近の石垣下部せり出し状況(3点例示)

今年2月初め神奈川県逗子市で、崖上に立つマンションがあってその敷地であるその崖の斜面が崩壊し崖下の市道を歩いていた女子高生が土砂に埋まって死亡した事件があった。マンションの工事に際し開発業者が急傾斜の崖の補強をちゃんとしないでマンションを建設・販売したとしてその責任を問われているようである。それも頭にあったので、この土地を開発した業者に何とかしてもらえないかと思って3月19日状況を連絡した。

そして23日に土地開発した不動産会社のひとが現地確認に来てくれた。状況は分かってくれたようで会社に帰って社長に報告したところ、社長の見解では会社には関係ない、いまの所有者の問題だとのことのようである。それこそわが家横の道の向こうのことだから対策については私の課題ではないのだが、何事かあればわが家に被害が及ぶ恐れがあるという点で無関心ではいられない。だから通報したのである。私は横浜で建設・販売したマンションの継ぎ目が一方の建物が沈下して傾きずれた事件があった際、基礎工事の杭打ちに瑕疵があったことが判明し開発業者が建て替えをするとか、その間の転居保証をどうするかとかが話題になっていた記憶もあるから、開発業者も当事者ではないかという気がしている。

この一帯は冗談ぽく社名の一部をとってXXX団地と言われたりするようにその会社が開発した土地である。そしてある時期までは土地購入者をリスト管理し、わが家にも毎年年賀状が来ていたし、追加工事とか土地利用がらみの問題を解決するサービスも商売にしていた。私も何度かお世話になったことがある。そういう会社が開発工事をした土地が問題を含んでいた。そしてその土地を販売したのだから、私の感覚では製造責任(PL)みたいなものもあるのではないかと思える。だから、問題解決には所有者と開発業者がはなしあってしかるべく対応すべきではないかと思っている。一応そのことを社長の見解を伝えてくれたひとに言って善処をお願いした。


補足: 再度区長に見てもらう_役場などに見てもらえそう
2020.04.06
この記事を見たこういうことに経験のある大手ゼネコンを退職した友人からメールがあって役場土木課などに通報したらという助言があった。そこでまず区長にコンタクトし再度現場を確認してもらった。あとの対応をしてくれそうである。


(関連記事)
屋久島生活の断片・日誌編:
  No.06  雨のこわさのこと  [2000(H12).05.31]

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