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  たわごと編: No.570
 
  2020.03.03 友人手術の報で気になり受診_自分も同病、入院・手術  
 
  昨年暮れに友人からメールがあって12月半ばに鼠経ヘルニアの手術をしたとあった。私もいつ頃からだったか多分何年か前左の下腹、恥骨の左のちょっと上が少し膨らんでいるのが気になったことがある。そのころテレビでミステリー映画を見ていたら殺された人間が台の上に裸で仰向けに置かれている場面があって、私と同じようなところが膨らんでいた。それで私はそういうこともそれなりにあるものかと思って、あまり気にせずその後過ごして来た。

しかし昨年食事管理を試み少食になったせいかいままでのような排便状態でなくなり便秘気味になって焦って強く力んで無理に排便していた時期があって、その力み方に自分でも異常な感じがしていた。そしてそのころから下腹の膨らみが少し大きくなっ多様な気がして気になっていた。そこに友人のメールがあったから私も鼠経ヘルニアかも知れないと気になってしまった。

そこで友人にどのくらい前にどういうことで気づいたか、その後どういう推移で手術に至ったか問い合わせたのだが、その返信にある説明から見て私は膨らんでいる以外自覚症状はないのだがどうも鼠経ヘルニアのような気配である。そこで病院の年末通常診療最終日に外科を受診したところ触診とエコー検査で鼠経ヘルニアと診断された。詳しくは年明けに専門の医師に診てもらうこととなった。そして年が明けての専門の医師の診察で診断確定し、手術に向けての血液検査と心エコー検査があり、手術予定日も決まった。その何週間か後麻酔医も含め術前説明を受け、追加で肺機能検査を受けた。

その術前説明の日、手術同意書に署名したのだが親族などの欄には妻が署名した。その他入院当日持参ということで入院申込書兼誓約書用紙を渡された。署名欄が三つあって本人、身元保証人兼連帯保証人と連帯保証人とあった。身元保証人兼連帯保証人は当然今回は妻である。後期高齢者被保険証があるのだからもうそれでよいのではないかと思うのだが、移住して二人暮らしの私たちが誰かに連帯保証人をわざわざ頼まなければいけない環境あるいはシステムはかなりのストレスである。身元引受人はよいとして、福祉にかかわるシステムあるいは制度に連帯保証人というのは違和感がある。

こういう保証人で悩んでいるひとはかなりいるようで、2月15日朝のどこかのテレビ番組で入院保証人に悩んでいる問題をやっていた。医師法では保証人の有無にかかわらず治療しなけれはいけないことになっているようなので、病院はもっとゆるい対応を考えた方がよいと思われる。極論かも知れないが、国が福祉システムとして保証人不要にして欲しいところである。

マイナンバーの活用がどうなっているか知らないが、例えば収入から資産まで行政としては全部把握できるようにし、自己負担分を患者が支払わなかったら病院は一定期間経過後自己負担分も保険組合に請求できるようにし、保険組合・行政が患者から差し押さえでも何でもして自己負担分を回収すればよいのではないかと思われる。

マイナンバーは行政事務の効率化のためにあるだけではなく、国民個人個人がストレスを感じないワンストップサービスのツールになって欲しいものである。そして通知や報告のほか例外処理は行政の責任ということにして、個人個人が初動対応しなくてもサービスが受けられるようでないと、なにがマイナンバーということになってしまうのではないかという気がする。


補足: 入院雑感_気になったりした状況など
1) すべての私有物に名前を書けというのが気になる。何ですべてなのか。こういう理由でこれこれには名前を書いてほしいというのなら分かる。
2) 手術は前立腺肥大で手術したことがあるから脊椎麻酔では排尿に影響が出るかもしれないと全身麻酔、メッシュを入れる切開手術で知らぬ間に終わった。壁を伝ってトイレに行くような60年くらい前の虫垂炎手術時のような術後の痛みはない。排便時も痛みはあまりない。術後3日目に退院した。多分同じような切開手術の友人と同じ入院期間なので順調だったようである。
3) 病棟看護が約20年前の入院時に比べ相当良くなっている印象である。看護師のグループ病院間流動性が上がり島だからという甘えが許されなくなった結果ではないかというひともいる。
4) 血栓防止のソックスを手術前に足先から脛上部にわたりはかされたが、看護師がしてくれたので脱ぐ時期も手術終了後あるいはある時期に看護師の処置でするものと思っていたが、術後2日になって痒いので自分で脱いだ。脛の上から下まであせもみたいで赤い湿疹が出て痒い。医療側で始めたものは止めるときまでをフォローするべきではないかと思われる。
5) そこまで気が回らず聞かなかったのが悪いのか、退院後の注意事項の開示がなかった。私は質問の有無にかかわらず注意事項書を渡すべきだと思われる。ネットで調べたところ、ある病院が出している鼠経ヘルニア手術後の生活についての注意事項の記事があった。例えば、痛みは2週間くらいで通常消えるとか。腫れは1週間くらいで治まるとか、お腹の膨らみが反対側と同じくらいの状態になるのに1~2ヶ月くらいとか。1週間くらいはシャワーのみで浴槽に浸からないとか。1週間くらいしたら運転可とか。2ヶ月間くらい下腹部に力の入る仕事や運動は不可とか。ウミや傷口赤化があったら受診せよとか、いうようなことがあった。それでこれらを参考にしている。
6) 入院食は予算の関係があるのかも知れないが、米飯がにおいがよくなく味もよくない。食事全体としては体重は減らなかったから栄養的には適量だったようである。
7) 毎日朝食後排便出来ていたが環境が変わってか、手術当日から翌々日(術後2日目)の朝も便通がなかった。看護師から下剤使用を打診されたが様子を見ることにした。術後、水を多めに飲むようにして便秘に陥らないようにしていたのだが、2日目の昼食後便意有るようなないようなよく分からない感じだったが、何とか出したいとかなり力んで出そうとしたら固いのが少し出た。夕食後にも昼同様の感じで昼より多く出た。術後3日目の退院日、朝食後は出ず、昼食後若干の便意を感じかなり力んだところ固いのから普通の固さになる便が相当量出た。午後退院、家に帰って就寝前便意を感じ排便、初め固くそのあと液状の便が出た。水の飲みすぎかもしれない。翌朝も便意あり軟便が出た。それで溜まった便が前日で出きったようだと一安心し水分摂取も従来通りに戻すことにした。



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