My logbook : 屋久島方丈記 
Home > backnumber目次 > 記事  
  日誌編  ・ 偏見ご免のたわごと編  
  たわごと編: No.513
 
  2019.04.15 なぜ縁遠いのか_有能そうな女性三人を見て  
 
  3月31日放送の「そこまで言って委員会NP」、大正時代・昭和時代・平成時代の日本の女性運動史、男女をめぐる社会風俗の変遷などについて徹底検証、徹底討論というテーマだった。その中で、私はパネリストのKM女史(自分がモデルらしいダメ男と交際を繰り返す女のはなしでブレークの漫画家)とYM女史(大学主席卒業とかで頭がよいとの評判だけが印象の元官僚)、ゲストのTY女史(理路整然でない強弁で番組のにぎわし役という印象のある自称女性学者)とKK女史(韓国の工作員かと思われるほど理屈をこねくり韓国の言い分を正当化しまくる印象の強い大学教授)が結婚について語ったときが一番印象に残った。

YM女史やTY女史とKK女史は自分より知識がなかったりはなしが甘い相手にその事実を徹底的に明らかにして自分の正しさを認めさせることを最優先しているような印象だった。どんなときにでもそうだと相手は気持ちが萎えて離れて行くだろうし、そもそも自分より優れた相手に出会う機会はなかなかない。自分より優れた相手と出会ったとしても相手が自分を選んでくれる保証もなく、双方が交際したいとか結婚したいと思う場面はなかなか訪れない。また交際まで行っても何でも論破しないと気が済まないとなれば多分結婚までには至らない。だから縁遠い状況が続いているのではないかと思われる。

私の見るところでは、男性でも女性でも大体はダメなところがある相手でも惹かれたら結婚するのではないかと思われる。ところが自分よりだめだと相手にしない例もあって、世の中で話題になっている男女模様を見る限りでは、その傾向は女性の方に多いように思える。特に自分は優れていると自負している女性に多い印象がある。世の中を見るにITなどで名を挙げている有能そうな男性の中には有名タレントで可愛く見える女性と交際したり結婚するなどの話題が目立つ割りに、有能そうな女性ではあまり可愛い男を交際や結婚の相手にしているようには見えない。今回の番組を見たところでは、KM女史はその例外のような印象である。

動物の生態記録番組を見ていると、よくオス・メスではオスがメスの前で関心を引くような動きをしてオスの求愛をメスが受け入れるというのが繁殖時期の行動として多いようである。動物の場合は種を存続させるためにオスが求めてメスが応えるのが本能的行動のようである。人間の場合も男性が求愛して女性が応えるのが本能的ならば、何を基準にして求愛への可否を決めているのか気になるところである。

上記の三人の女性にしても結婚したいという気持ちは持っているあるいはいたということだった。ということは種を存続させたいという意欲はあるあるいはあったわけである。それなのに結婚に縁遠く今に至っている。男性は相手のセックスアッピール度が求愛理由にかなりのウェイトを占めていると思われるが、女性の場合特に上記三人のような有能そうな女性の場合は何を求愛への可否基準にしているのか気になるところである。

経済的には不自由なさそうなので、種を存続させるための男性のセックスアッピール度よりも自分より能力が優れている男性であることのウェイトがより大きいのかも知れない。難しく言えば、「遺言。(養老孟司著・新潮新書)」にある感覚と意識の在り方の問題だが、意識にとらわれすぎて生きているように思える。ダメなところがある相手でも惹かれるならば受け入れるよう宗旨替えしないと縁遠さは解消されないのではないかと思われる。


(関連記事)
屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編:
  No.326  キレイが勝ちということ  [2009(H21).12.16]

. 
 
 
back
「My logbook : 屋久島方丈記」は、「 My logbook : 屋久島生活の断片」の
日誌編 と 偏見ご免のたわごと編 の 継続版です。
My logbook : 屋久島生活の断片」の ご案内
日誌編 と 偏見ご免のたわごと編 (2010.05.31までの記事)
屋久島釣り場案内
妻関連の「SpinCom」と「SpinCom Gallery」