妻が昨年京都と名古屋に友人を訪ねたとき亜麻の葉でオブジェを編む本を見せられ、ある作品例(五つ頂点がある三角ボール:ひし形の紙を三枚つなぎ合わせた変形四角錐的立体)がうまく作れないがどうやるか分かるかと聞かれたらしい。その本はその友人などとむかしニュージーランドに旅行したとき妻も買ってきていたものだった。
妻は家に帰って来て本を取り出しそれを作ろうとクラフトテープで試みていたが、なかなかうまく行かない。そこで私がその本に載っている通りやってみたのだが、やはりうまく行かない。クラフトテープでは小さなボール状のものはすぐ編めたがテープが固く隙間だらけで丸い形になってしまった。変形四角錐的立体のときには、テープを曲げて行くと元に戻ろうとしてやりにくくまた折り曲げるように位置決めするのもうまく行かない。そこでオーガンジーリボンで試みたのだが、これは軟らかすぎてうまく折り曲げたりするのが難しく形が膨らんでしまった。
そこで今度は葉っぱみたいに使えるかなと思い紙テープを購入して作ってみた。全二者よりは扱いやすい。変形四角錐的立体オブジェの作り方としては表面の側は常に同じテープ面が出るように折り曲げなければいけない。そして折り曲げると内側に丸まって来るのでその中に発端部を入れ込んで形が整ったらテープの端末側を出来ているテープの網目に重なるように挿入して余った端末をカットすると出来上がりである。
私は作れたので、本を訳してこれでやったら出来たと妻に伝えたのだが、なかなか折り曲げて編むコツは難しそうである。妻は友人に夫がやったら一応できたと電話したのだが今度会うときに教えてと言われたそうである。そこで妻は教えられるようになろうといま一所懸命練習中である。
本を見ていて気が付いたのだが、編むことをplaitというようである。そこで気になって作り方としてのweaveとplaitの違いはと調べてみたが、私の感じでは布を織るのと形あるものを編むの違いみたいな気がする。他に関連する語を見てみたのだが、plaitとbraidは同義のような感じである。そして大体は、weaveは糸を織る(作品例:布)、knitは糸を編む(作品例:セーター)、plaitは折り曲げ編む(作品例:かごやオブジェ)、braidは組んで編む(作品例:組みひも)と思えばよさそうである。
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屋久島生活の断片・日誌編:
No.125 カークリコのこと [2003(H15).07.28]
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