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2月25日のニュースによると、屋久島町や鹿児島県・国などでつくる屋久島山岳部保全利用協議会(会長=屋久島町長)が、会計担当だった職員が登山者入山時に集めた協力金など少なくとも2900万円を着服したと発表したそうである。その職員を18日付で免職処分にしたが業務上横領容疑で刑事告訴する方針ということである。
横領は今年2月の内部検査(町のだと思われる)で発覚したそうで、協力金は協議会の銀行口座で管理し町側に送金する仕組みだったが、昨年7月以降に計2900万円が未送金になっていたということである。横領の土壌として町側が長年通帳の確認を怠っていたこともあるらしい。町長は迷惑をかけたと謝罪し、町としては協力金制度は存続させる方針で会計担当を複数配置するなど再発防止策を講じると述べたということである。
以前(2000年・平成12年)にも、むかしの屋久町で公金横領事件があった。今回も私の感想としては当時とあまり変わらない。当時の記事は、
屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編:
No.16 役場公金横領事件のこと[2000(H12).09.03] である。
(以下抜粋記事)
7月だったかTVニュースを見ていたら屋久町の役場で横領事件があったとのことである。金額はたいしたことがなさそうで懲戒処分だったが3人の内1人は退職したとかいうものであったように記憶している。
日経新聞しか取っていないので他の新聞に詳しく出たらしいが内容は知らない。噂によると以前役場の職員だった人がメディアにもらしたらしい。屋久町では前からこういう事件がかなりあったようである。いずれも軽い処分で内々に済ましてきたらしい。そういう体質に不満で役場を辞めた人が表沙汰にしたというものである。
問題はこの種の事件が繰り返し起こる体質や業務体制を問うことだろう。救いはある。この事件が発覚し処分されたのだからチェック機能が錆付いたわけではない。大体組織の雰囲気は上に立つもので決まるものである。下を切っただけではまた同じことが起こる。町の広報に管理監督の徹底および職員の自覚強化をはかる旨の町長のお詫びが載っていたが具体的方策は見えない。ただ口先だけで済ましたのなら、また起こる。
(以上抜粋記事)
補足1: 架空書類作成し公金支出の疑惑もニュースに
2019.03.05
屋久島町では民有林の管理などを森づくり推進員に委託し1人あたり年間9万円の委託料を支払っているそうである。その委託料の支払いを受けるには推進員が活動日誌や請求書を作成し町に提出する必要があるそうだが、(推進員がそういう書類の提出をさぼっていたのかどうか知らないが)去年2月農林水産課勤務の40代の男性職員(その後依願退職している)が架空の書類を作成し委託料の支払い手続きを行っていた疑いがあるということで警察から任意で捜査を受け、その後書類送検されたということである。
補足2: 横領金を住民などで補填しようという活動の媒体
2019.03.16
屋久島のニュースブログがある活動家が押し進める横領金を住民などで補填しようという活動のお先棒を担いでいるようである。屋久島在住ジャーナリストを自称する人がブログを運営しているらしいが、ニュートラルだと言っていたニュースブログが特定活動の媒体であるということはジャーナリズムの公正性に悖る。偏向していないだろうと思っていたが、そうではないと思ってこれからは何か裏にあるかもしれないと行間を探らなければならなそうである。
(追:2019.12.08 屋久島のニュースブログが、記者が町議会関係から議会取材資格がないとか言われまた議員から契約先メディアにも圧力をかけられ、関係先に迷惑が掛からないようにと7ヶ月くらい前に更新を止めていたが、議会関係の不当性が明らかになって本日から更新再開になったようである。)
(関連記事)
屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編:
No.16 役場公金横領事件のこと [2000(H12).09.03]
屋久島方丈記・偏見ご免のたわごと編:
No.468 もう全国的に晒される時代になった (2018.07.01)
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