一昨年、屋久島では松枯れが深刻になっているというニュースが流れていたが、わが家の辺りではそんなに目立っていなかった。そして昨年夏が過ぎたころからわが家の周辺や散歩する道から見える範囲でも赤褐色になった松の木が目立って来ていたが、まだわが家の窓から見える海岸崖の縁上の松やわが家の西側通路の向かいに立つ松も青く見えていた。
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わが家の西側通路の向かいに立つ松 |
わが家の南に位置する海岸崖の縁上の松 |
ところが今年になって崖上の松が少し赤褐色になっているところがあるなという感じになって来て、9月と10月の台風のあとは一気に赤褐色になってしまった。わが家の西側通路の向かいに立つ松は台風のあと突然赤褐色に変化したが、その後一ヶ月も経つのに一部の枝の先端の葉はまだ青いままである。窓の景色を眺めつつ、もともと松枯れ進行中の木が台風の風で加速されたのか、台風の風あるいはそれのもたらす塩害で葉が枯れたのかと、その急激な変化に驚いている。
強風や塩害が原因なら海辺の松はしょっちゅう枯れるはずだが、防風林として植えられたりあるいは白砂青松と愛でられることを考えればそれは考えられない。わが家の西側通路の向かいに立つ松の残っている青いままの葉は、まだまだ木が生きている証拠なのか、あるいはこれから枯れて来るのかとしばらく様子を見ているところである。また生きているなら、来年青い葉を出して来るかも知れないがその可能性は低いとは思っている。
わが家が移住してきたのは平成7年1月だったが、その前年には松枯れがひどくなったようで家の周辺で多数の松の木が切り倒されていた。どこがやったのか知らないが、来年はまた松枯れ対策で松の木の伐採をやってくれるかも知れない。わが家の西側通路の向かいに立つ松が枯れていたなら、わが家方向に倒れて来るやも知れず心配だからそのとき切り倒してほしいと思っている。
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屋久島方丈記・日誌編:
No.426 松枯れ_葉が赤褐色になって散る (2017.10.09)
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