散歩をしてある道を通っていたら、妻があのかたちの花はなかなか見かけないと突然言った。言われた方を見るとある家の垣根にわが家には植わっていないかたちの花の咲いているハイビスカスを見かけた。わが家にはない二段咲きの赤い花をつけているハイビスカスである。私たちが普通に見かけるのは一段咲きなので、当地では二段咲きのハイビスカスを植えている家は少ないのではないかと思われる。
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二段咲きレッドフラミンゴ(今回) |
一段咲きハイビスカス(一例) |
家に帰ってネットで調べてみたら、レッドフラミンゴという園芸種ハイビスカスのようである。別名はエル・カピトリオというとある。ハイビスカスは一説ではギリシャ語由来でHibis(エジプトの女神の名)からきており大形のゼニアオイ属につけられた名で、エル・カピトリオはローマのカピトリヌス丘に存在した神殿の名に因んでいるらしい。学名はハイビスカス・エル・カピトリオ、英学名ではハイビスカス・レッドフラミンゴで一般にレッドフラミンゴと言われて園芸苗が売られているようである。
レッドフラミンゴは赤花品種で垂れて花が咲き、本来の花弁の下に雄しべが花弁化したものが付き二段に開花しているような姿に見えるそうである。また花弁には切れ込みが入り伸び筒状になった雄しべは白くなっていきその先がまた赤い花弁のようになっているということである。今回見かけたハイビスカスには赤い花弁に白い筋が入っていたので気になって苗販売のサイトを見てみたら、レッドフラミンゴとして花弁が全体に赤いものと赤に白い筋の入っているものの写真が出ていた。今回のものは後者のようなのでレッドフラミンゴであるとして間違いないようである。
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屋久島方丈記・日誌編:
No.193 庭の縁に咲くハイビスカス (2013.11.04)
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