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  日誌編  ・ 偏見ご免のたわごと編  
  日誌編: No.403  
  2017.05.22  ヘビの綱渡り_庭のポールから道端の電柱まで  
 
 
今年は庭の端にある電線引き込み用のポール先端部の穴から出入りするスズメを見かけないなと思っていたのだが、いつ上ったのか知らないが4月の末ころの夕方ヘビがそのポールから道の反対側の電柱に張られている電線を渡っているのをたまたま見かけた。

電柱への傾斜電線を登り切れないヘビ ポールに戻って来てスズメの巣穴に
入り込む直前のヘビ

以前そのポールでは先端のスズメを狙ってか登ろうとするヘビを見かけたことがあるが、何度もトライしても途中で滑って登れなかった。しかし今回見かけたところではヘビは先端まで登り切れるようである。そしてスズメの巣はもうやられてしまっているようである。

今回のヘビは、庭のポールから道を挟んだ電柱の間に張られた電線を電柱に向かってゆっくり進んでいた。電線に絡まりながら後ろ側半分くらいを前に進め胴の途中をたるませ、そのあと今度は頭側半分くらいをそのたるみがなくなるまで前に進ませる。それを繰り返して前進している。ところが電柱側が高いので電線の傾斜を登らなくてはならない。傾斜がきつくなってくるとあるところまで登ると滑って後戻りしてしまう。うまく進めないのだが何回もトライしているので、私は飽きて家の中で他のことをすることにした。

そしてしばらくして、どうなったかと見に行ったら、ヘビはポールの方に戻っていてスズメの巣穴に入ったかと思ったらそのうち出て来て今度は電線に胴の後ろ側を絡め頭側をポールに絡めながらポールを伝って降りようとトライし始めた。しかし何回かしてもうまくいかず、またポールから電柱に向かって渡り始めた。そしてまた電線の傾斜がきついところで滑ることを繰り返している。暗くなり始めたので私は雨戸を閉め家に入った。

翌朝見たところではヘビは見当たらない。スズメの巣穴に入り込んでいるのかと思って時々出て来ないかと観察していたのだが、その日はヘビを見ることはなかった。それ以後日にちは経過したが、その間ヘビを見かけることはなかった。地上に降りないと生きていけなくなるわけだからあの日あるいはそのあとの日かも知れないが、夜の間にでも降りたか落ちたかしたのではないかと思われる。

補足: ヘビの抜け殻
2017.06.07
今朝見たら昨日はなかったヘビの抜け殻が、本文にある道の反対側にある電柱から丘の上の家に行く光ケーブルにしっぽを引っ掛けた状態で残っていた。件のヘビのものかどうかは分からない。


(関連記事)
屋久島方丈記・日誌編:
  No.55  スズメの巣とヘビ  (2011.06.20)

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