My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編: No.359  
  2016.08.22  ウォッシュレット_内部劣化で異臭か  
 
 
数ヶ月前ころ、朝起きてトイレに行ったときトイレやその横の洗面所で野焼きの臭いがし始めた。朝早くでまた雨の日であっても臭うので、こんなときでも野焼きをするのかなと不思議に思ったが、そうする事情でもあるのかなと思いつつしばらくの日々が過ぎて、そのうち臭わなくなった。

 左写真: 円中心部に液漏れの末端、矢印方向は右写真の矢印方向
 右写真: 下方から見た液漏れ状況、漏れの末端から床に垂れた模様

そして数ヶ月後の先週、妻がトイレ掃除をしていてウォッシュレットの操作ボード下方の床に茶色のゴムが融けて垂れたものが固まったような小豆大の塊がこびりついているのを見つけた。呼ばれた私がウォッシュレットの操作ボード下部をのぞいてみたら、開口部からトロリと茶色の液状のものが漏れ伝わってその末端から床に垂れ落ちたようである。漏れた液状のものは接着剤みたいに触るとベタベタしているが、固まっていて削がないと取れない。

ネットで似たような事例がないかと探してみたらいくつかの記事があった。私がそれらを整理したところでは、内部の電子基板を固めている樹脂・ポッティング(防水材)が熱で劣化し分解して溶けだしているということのようである。この症状が出るのは修理部品の供給が終わる10年間を超えていることが多く、その場合は交換時らしい。わが家のウォッシュレットは21年半くらい経っているからよく持ったということのようである。

わが家のトイレや洗面所はもともとは換気扇はなく窓だけである。夏場などは暑くてトイレに入るのは苦行だった。そこでトイレ窓に自分で窓用排気扇をつけて起床から就寝までの間排気している。だから排気扇作動中はあまり臭いがしないのだが、数ヶ月前、ウォッシュレットの樹脂が融け臭いを発し始めたものが夜間停止中にこもって朝一番のトイレでの野焼き臭になっていたものと思われる。その後臭い成分が揮発してしまったか臭いがしなくなっていたものと思われるが、ここに来て融けた樹脂が外部に漏れて来たようである。妻が言うには前日は床に垂れていなかったということである。どう漏れ始めたか、そのメカニズムはよく分からない。


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