7月8日夕方雨が降っている中、室内に雨が吹き込むのを避けるため外から雨戸を閉めに行ったら軒下で塩素っぽい臭いがした。そのときは何か不快だという気がして家の中に入ってからタオルで頭を拭いたのだが、翌9日朝、外から雨戸を開けに行ったら家の南側軒下の地面の芝生が枯れていた。前日は緑だったのが黄色っぽくなっていた。
私は、前日夕方、雨のしぶきが塩素っぽい臭いがしたのを思い出し、塩素系の成分が含まれた雨あるいは雨による屋根水が強かった風向きの影響で家の南側軒下に集中して落ちて芝生が枯れたのではないかと思ってすぐ写真を撮った。
8日朝の天気予報では、屋久島で1時間に56mmの非常に激しい雨が降ったが、発達した雨雲がかかっているので9日朝までの24時間雨量は九州南部で300mmに達するだろうということだった。そして気象庁のわが家近くの尾之間のデータによれば、8日は209.5mmで15時から18時の間でその半分くらいが降ったのだが、その激しい雨の降り続いているころに私は雨戸を閉めていたことになる。9日の雨は71mmだったが、午後からがほとんどなので、芝を枯らした雨は8日の夕方までの雨ではないかと思われる。
私は屋根からしぶく雨あるいは屋根水に塩素っぽい臭いを感じたのだが、それが酸性雨でその時に降っていた雨が何らかの大気汚染物質で酸性化したのか、あるいはそれまでに屋根に何かの汚染物質がこびりついていてそれを激しい雨が洗い流したのか定かではない。しかし今年これまでの天候は雨が多かったから屋根にこびりついた汚染物質の線は薄い気がしている。一年以上前に口永良部の火山噴火で降灰があったが、いまさらその影響でもないだろうから、もしかしたらいまも火山から雨を酸性化させるガスが出ていてそれが影響しているかも知れない。あるいはどこか遠くから大気汚染物質が流れ込んでのことかも知れない。
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