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  たわごと編: No.324  
  2016.01.18 肺炎球菌ワクチン再接種_結構な副反応があった  
 
  1月になって肺炎球菌ワクチンの接種を受けた。2011年1月に初回を受けておりとその当時の私が得ていた情報では5年経ったら再接種ということだったので5年経った今年再接種したわけである。夫婦一緒に受けていたので今回も二人同時に受けた。初回のときは副反応もなかったので気楽に再接種したのだが、2回目の今回は翌日から副反応がかなり出た。

接種当日は注射の痕のまわりが赤くなり腫れていた程度だった。しかし翌日からいろいろ副反応と思われる症状が出て来たのである。気になってネットで調べてみたら、ある記事に接種後30分程度は急激な副反応等が出る可能性もあるので医療機関で様子を見る様にとあったが、これについては問題なかったわけである。発熱は当日から翌日にかけて出るが通常2日程で平熱に戻るともあったが、これも発熱はなく問題なかった。注射部位の腫れや赤み等は通常4日程で消えるとあったが、私の場合翌日注射した上腕全周腫れて痛くて血圧が測れないくらいになった。なんとなくまぶたにも違和感があった。それでネットで調べたわけである。

ある記事にかつては再接種で副反応が強く出るとの理由でワクチンを再接種・追加接種は認められていなかったが、2009年10月に初回接種から十分な間隔(5年以上)を確保することで再接種が承認されたとあった(関連情報:<補足1>)。しかし、10年以降の再々接種、さらに15年以降の接種の可否については異論のあるところだということである。副反応が強く問題だということだと思われる。私たちは今回の再接種で打ち止めにしなければならないということのようである。

私に出た主な副反応は以下のとおりである。また他のある記事に列挙されていた副反応症状(<補足2>)で、私たち夫婦二人の自分なりの言葉の解釈で症状に該当すると思われるものについては程度がちょっと強かったり気にならないくらいのものだったりと差はあったが赤字にしてある。
・当日: 午前注射。午後には注射部位周辺赤くなる。痛みもある。
     夜になって頭痛。心落ち着かず寝付き悪い(悪心)。
・翌日: 朝には注射部位上腕全周赤く腫れ、痛みが激しい。
     顔面右側やや痛い。まぶたに違和感。上顎左側に口内炎。
     心落ち着かず寝付き悪い。日中も悪心。
・翌々日: 朝鼻汁に血一滴。眉間左右の眉付近コブ状に膨らみ痛む。
      注射部位上腕全周赤く腫れ、痛みが激しい。日中少し悪心。
      左股関節付近痛み。その横の腹部痛み。顔面右側和らぐがやや痛い。
      まぶた和らいだが少し違和感。口内炎和らぐ。
・翌々々日: 注射部位上腕腫れ、赤み、痛み和らぐ。
       左股関節付近痛み。その横の腹部痛み。
・翌々々々日: 注射部位上腕腫れと赤みはひき、痛みは注射部位局所のみ。
        左股関節付近痛み、その横の腹部痛みなくなる。
その後もなんとなく体調が良くない感じだったが、一週間くらいでそれもなくなった。


<補足1>: 
「肺炎球菌ワクチン再接種に関するガイドライン」文書のこと
再接種承認の根拠となったと思われる日本感染症学会の2009年8月31日付ワクチン接種を推奨する「肺炎球菌ワクチン再接種に関するガイドライン」という文書によれば 、ワクチンが承認販売されている38ヶ国中、日本を除く全ての国で本ワクチンの再接種が行なわれていて、米国では初回接種から少なくとも5年が経過していれば再接種が条件付で認められており、英国、フランス、ドイツ等ではハイリスク者に対し5~6年ごとに繰り返し接種することも認められているとあった。学会では再接種対象者は初回接種から5年以上経過した肺炎球菌による重篤疾患に罹患する危険性が極めて高い者及び肺炎球菌特異抗体濃度が急激に低下する可能性のある者を対象とするとあって、その中に「65歳以上の高齢者」が挙げられている。また米国での臨床試験では、初回接種より3~5年後に行われた再接種群において、軽い痛みと軽度の腫脹を含めた局所の副反応の発現率の増加が観察されており、65歳以上の被験者では再接種時の注射部位における局所反応の頻度は初回接種時と比べて高かった。そして注射部位における局所反応は接種後3日以内に認められ、おおむね5日以内に消失したとあった。

<補足2>: 副反応についてのあるネット記事から
重大な副反応としては以下の様なものが挙げられていた。
・アナフィラキシー様症状紅斑がでる、悪寒がする、口腔咽頭浮腫ができる、
 口内の違和感がある、かゆみがあるくしゃみがでる、顔面紅潮する、熱感がある、
 吐き気がする、 嘔吐する、尿意がある、便意がある、そう痒感がある
 全身発赤する、顔面や喉頭浮腫ができる、呼吸困難になる、血圧が低下する、
 喘鳴(ぜんめい)が聞こえ る、血管浮腫になる、不快感がある
 眩暈(めまい)がする、耳鳴がする、発汗がある等)

・血小板減少・血小板減少症(手足に赤い点(点状出血)ができる、あざができる、
 鼻血がでる、歯茎の出血がある等)

・知覚異常皮膚の感覚がおかしい、感覚異常(感覚障害)になる、痛感、
 温度感覚、触覚、深部感覚などの感度が異常になる、知覚神経や伝導路に障害がでる、
 知覚過敏になる、知覚鈍麻になる、知覚消失する、一般に触覚の異常がある等)

・ギランバレー症候群等の急性神経根障害(両手両足に力が入らず動かせない、
 手足先のしびれ感がある、顔筋や目を動かす筋肉に力が入らない、呂律がまわらない、
 食事をのみこみにくくなる、呼吸ができない、高血圧になる、低血圧になる、不整脈がでる等)

・蜂巣炎・蜂巣炎様反応(皮膚の赤らみがある、皮膚の痛みがある、感染部を押すと痛む
 発熱する、悪寒がする、心拍数が上昇する、頭痛がする、低血圧になる、
 錯乱状態になる、発赤する、腫脹する疼痛がある等)


他の症状としては以下のものも挙げられていた。
・全身症状(無力症になる、倦怠感がある、違和感がある
 悪寒がする、発熱する、ほてりがある)

・筋・骨格系関節痛がある、関節炎がある、筋肉痛がある)
・局所症状(可動性が低下する、疼痛がある、熱感がある、腫脹する
 発赤する、硬結がある、そう痒感がある

・精神神経系(感覚異常がある、熱性痙攣がある、頭痛がする
・呼吸器(咽頭炎になる、鼻炎がある)
・消化器(嘔吐する、悪心がある
・血液(リンパ節症になる、リンパ節炎になる、白血球数が増加する)
・皮膚(蕁麻疹(じんましん)がでる、皮疹がでる
・その他(血清病になる、血清C-反応性蛋白 (CRP)値が上昇する、
 ALT(GPT)値が上昇する、腋窩痛がある)

補足3: 副反応_注射してしまったんだから
副反応が出てから受診する機会があって医師にそれを告げたら、クレームをつけたと思われたようで射ってしまったんだからしようがないと言われてしまった。それで私は引き下がってしまったのだが、私は副反応が出たのは致し方ないと納得しているのだが、その経過がどうなるのか、軽減処置はないのかなどの情報が欲しいと思って言ったのだが通じなかったようである。

補足4: これも副反応か_上室性期外収縮
2016.01.28
肺炎球菌ワクチンを接種して10日くらい経った日の夜、突然動悸がしてきて血圧を計ると210超とか140くらいとか180くらいとか短時間に変動が激しい。血圧計の表示も測定時変動のレッドマークが出て正確な血圧ではないようである。落ち着かせようと水を飲んでしばらく寝ていたが治らないので時間外夜間診療で医者に行った。診断は上室性期外収縮だった。心配のない不整脈の一種だということでひと安心した。(補足2にアンダーバー付きで赤字化の追加)


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